池袋駅直結でアクセスがいい池袋コミュニティカレッジ。通いやすいと思うカルチャースクールでその講座の一つセブンシネマ倶楽部は、新作映画や名作映画を関係者と共に楽しいトークで紹介しています。
今回のセブンシネマ倶楽部は12月13日に上映予定の「カツベン！」の周防正行監督のお話でした。ナビゲーターは女優であり脚本家の近衛はなさん。お父さんは目黒祐樹さんだとか。そういえば目元とか似ていますね。

綺麗にセッティングされたテーブル席に時間通りに周防監督が登場し、映画に纏わるトークショーの始まりです。
「カツベン！」という映画は、“活動弁士”、通称カツベンを夢見る青年を主人公にしています。今からおよそ100年程前の昭和初期には無声映像にあわせてセリフをつける活動弁士はおよそ7000人もいたそうです。


この映画を作るきっかになったエピソードや“活動弁士”の歴史も織り交ぜた周防監督の話は現代映画しか知らない私にとって、とても興味深いものです。映画を面白くするのもつまらなくするのも担当するカツベンの腕一つで決まるとは・・・！驚きの連続でした。

キャスト決定のエピソードや東映太秦撮影所でのこぼれ話も面白かったですね。上映される映画では見えてこない裏話、観劇前に聞いておいてよかったと思います。
次から次へと語られる周防監督の話には監督のあふれんばかりの映画愛が感じられました。「当時の映画はうるさかった！」1人で動画を観ることの多い現代からは考えられないことです。
当時は大勢で観て騒ぐのが映画の楽しみ方だったということが監督の話から分かりました。カツベンの映画を観たいと思ったところ、
「カツベン！」の映画の中で、活動弁士が弁士をする映画があるそうなので、今から楽しみです。

19時15分から20時45分まで。およそ1時間半のトークショーを終えた後サイン会がありました。本を何冊も抱えてサイン待ちの行列に並ぶ人や東映の関係者で京都から駆けつけたという人、サイン会の行列をみても周防監督の人気ぶりがわかります。

「カツベン！」は周防監督にとって5年ぶりの映画だそうです。次はどんな映画を作って下さるのか、とても楽しみになりました。

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「カツベン！」12月13日（金）全国ロードショー企画・製作プロダクション：アルタミラピクチャーズ配給：東映＠2019「カツベン！」政策委員会公式サイト：〈http://www.katsuben.jp/〉□■*:;;;:*□■*:;;;:*■□■*:;;;:*□■*:;;;:*■□■*:;;;:*□■*:;;;:*■□■*:;;;:*□

アーミー 　 2019-11-03 00:05:42 提供：株式会社セブンカルチャーネットワーク