セブン-イレブンネットさまから
【セブン-イレブンネット】フランス生まれのポット型浄水器『テライヨン』
のモニタープレゼントに参加させて頂きます。



それに伴うブログのテーマは・・・・


皆様がこれまで飲んだ“水”の中で最高に
美味しかったものをお教えください。
「どこの銘柄（地方）の湧き水が美味しかった」
といった具体的なものから、「部活の後に飲んだ
水道水が旨かった」など……


水ってこんなに美味しい物なんだ・・・

そんな風に透明の液を思えたのは、

母と叔母と叔父と私の四人でメキシコ旅行に

行った時の事です。

足の少し悪い叔母と、糖尿の叔父を抱えての

旅行は、想像以上に過酷な物となりました。

無論健康な私自身が二人への気遣いで、

連夜疲れ果てていましたので、

彼らの疲労と言えば、全く知らない土地で、

叔父に関しては、初めての海外旅行でしたので、


不安と疲労で身体的にも精神的にも参っていた
と思います。


遺跡が大好きな二人にとって、

歩いて見て回る遺跡巡りは、過酷ではありましたが、

そこは外せないポイントでした。


メキシコシティでテオティワカンと言う

ピラミッドを

観るんだ！！と言う叔父の強い意志

がありましたので、

多少無理しても歩いて観て回る事は、数ヶ月前から

皆で決めていたことでもありました。


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テオティワカンの麓まで車で乗りつけ、

そこからは徒歩で向かわなくてはいけません。

叔父と叔母のペースにあわせてゆっくり

歩き始めました。

始めは会話も笑顔もあった叔父が、


無言になり始めたのは、10分も経たない

早い時間帯でした。


「大丈夫？！」と言う私の問いにも、

始めは「おぉ！！大丈夫じゃ！！」と

返答してくれていた叔父でしたが、

次第にその言葉を発するのもきつくなり、

無言のうなずきへと変わりました。


叔母は母と手を繋いで、ゆっくりゆっくり

一歩一歩噛締めるように歩いていました。

二人を見守りながら、そのペースにあわせて、

ゆっくり歩く私達に、

「esta bien?」　（大丈夫？）

と言う声を現地の人がかけてくれます・・・


「animo！！　」（がんばれ！！）と

励ましてくれる人たち、

一緒に歩いてくれる人たち・・・


いつの間にか叔父と叔母のテオティワカンの到着に

付き添ってくれる人たちがいっぱい出てきたのです。

メキシコ人だったり、アメリカ人だったり・・・

皆笑顔で、一緒に歩いてくれたのです。


それを見て叔父は、笑顔を取り戻して、

前に出す歩幅も大きくなって行きました。

叔母も
「ありがとう！！」なんて声をかけながら、

笑顔で懸命に歩いています。


その数はどんどん増え、20人近くになって

いました。道行く人たちも、私達の奇妙な集団に

興味を持ち近寄ってきたり、写真を撮ってきたり

してきたのです。

異色なグループは長い列を作り、懸命に歩き

続けました・・・

そうするとどこからともなく、歌が聴こえ始めたのです・・・

一緒にあるいてくれてる人たちが、

何か歌を歌い始めえいたのでした。

それはその場に相応しくないロックの歌でした。

しかし歩きながらなんとなくその歌声を

耳に入れていると、体が自然とそのリズムに

足を合わせていたのです。

叔父を見ると、更に軽快なステップで

歩幅も大きくなっていました。

そうです。

音楽に合わせて自然に体が

リズムを取っていたのです。

そこから歩くペースも上がり、

気がついたら遂にピラミッドの前でした。

皆の

万歳の嵐、握手の嵐が始まりました・・・

「felicidades!!」（おめでとう）

と言う声が右からも左からも、

とんとん！！

と叔父と叔母の肩を叩いていく人たち・・・

叔父の目には涙がたまっていました。

叔母の目からは涙がいっぱい次から次へと

溢れ出ていました。

それを見て、私の涙腺も緩み、気がついたら

自然に涙が出ていました・・・

遂に念願のピラミッドのパノラマを

目にする事が出来たのです。

叔父も叔母もその場に座り込んで

呆然とピラミッドを見ていました。

母も私も同じようにそこに座り、

叔母と叔父の顔を見ながら、

ピラミッドにも目をやりました・・・・

やさしい風が顔に当たりました。

各々の思いでしばしの沈黙の時間が

流れました・・・

その時・・・一人の青年が

4本のミネラルウォーターを私の前に持ってきたのです。

「toma!」（どうぞ）

と言って、手渡してくれたVOLVIC・・・

お礼を交わし、私達は一斉にそれを開け、

飲み込みました。

「美味しいのぉ~」

叔父が笑顔で言いました。

叔母も笑顔でうなずきながら、また涙を流しました。


その水は美味しさだけではなく、

愛と優しさがいっぱいに詰まっていました。

その透明を太陽に当てるとキラキラと輝き、

まるで人の心が輝いているように見えたのです。

たった一本のペットボトルが命の水となりました。

そこにたどり着くまでのドラマと、苦労と、

そうして人の優しさと愛が詰まった

ミネラルウォーターは、

美味しくて

惜しくて

愛おしくて・・・

心の中にぎゅっと抱きしめ、

飲み干した後も一生忘れられない味となったのです。


【セブン-イレブンネット】フランス生まれのポット型浄水器『テライヨン』
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エミリー 　 2009-08-06 08:59:53 提供：株式会社セブンドリーム・ドットコム