睡眠中に自律神経の関係で唾液分泌が減り、細菌を洗い流す自浄作用と唾液中の抗菌物質がうまく働かず、細菌が増えやすくなるからです。　そこでおすすめしたのが、じっくり磨くこと、歯磨剤を少なくして磨くことです。今回はこのあたりをもう少し詳しくお話ししましょう。じっくり10分磨くコツ　まずは、じっくり磨くことのコツです。・ 毎日同じ順番で磨いてくださいこうすると、磨き忘れがないですし、2～3サイクル行えば10分は容易に歯磨きできます。同じ順番で磨くことによって、昨日と何か違う違和感に気付きやすくなりますし、虫歯や歯肉の炎症の早期発見につながります。・口をゆすいで休憩もOKテレビのコマーシャルの合間などに洗面所に口をすすぎに行って、休憩するのもよし。スローな気持ちでのんびりやりましょう。・音楽のリズムに合わせて小刻みにブラッシング曲の種類にもよりますがだいたい2曲で10分です。小刻みに動かすというのはとても重要。専門的には「毛細管現象」が働いて歯ブラシに歯垢が吸い上げられる効果があります。大きくブラシを動かすとその効果が減少しますし、歯や歯ぐきを傷付ける場合もあります。・毛先の細い軟らかい歯ブラシで歯と歯ぐきの間を磨く歯ぐきのマッサージ効果がありますし、案外気持ちが良いものです。マッサージと同様、歯磨きもじっくりすると効果的です。歯磨き粉はいきなりつけないのが正解　それでは次に、歯磨剤（歯磨き粉ですね）を少なくしたほうがいい理由です。歯垢除去の中心は歯ブラシによるブラッシングであり、歯磨剤はあくまでも補助的なものです。　歯磨剤の泡は汚れを浮かす効果がありますが、多ければ多いほどいいというわけではありません。むしろ、多すぎるとうがいをすぐにしたくなってしまい、じっくり腰を据えて磨けなくなってしまうという弊害があります。　また、大抵のものは清涼剤が入っていて、ミントなどのスーッとした爽快感のため、実際にはキレイに磨けていなくても「磨けた」と錯覚してしまいます。ですから、歯磨剤の量は最小限にしたほうがいいのです。　一つの例えとして、著書『歯磨き健康法』にもありますが、転んでヒザを擦りむいた時、流水で砂利や汚れをしっかり洗い流してから消毒をするように、歯磨きも歯ブラシでできる限り歯の表面をキレイにしたほうが、歯磨剤のフッ素（歯質強化）や殺菌成分がより効果的に働きます。　私のおすすめは、いきなり歯磨剤は使わないことです。最初は歯磨剤を使わずにスロー・ブラッシングした後で、仕上げで最小限の歯磨剤を使ってその薬効や爽快感を得るようにしましょう。---------------------------------------【緊急企画！テレビ出演者募集】ふるさと青汁モニター！


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miu 　 2010-05-14 15:43:57 提供：株式会社ＰＩＡＬＡ