こま父の怪我が原因で長期休業したあたりから業績はガタ落ちだった。

それは休業という要因もさることながら世の情勢とも言える現象だったと思う。

そんな状況下でも、なお再建可能だと思っていたこま夫妻。
ひとつは、怪我が労災と認定されたことで休業補償があったこと、自営業ゆえにいざという時の保険があったこと。
さらに、私の若かりし頃からの投資が順調だったこと、養老保険、学資保険、積立てが順に満期になる時期だったことで資金繰りはなんとかなる！と思ってた。

それに順風満帆だった昔の業績を思えば、縮小してでも採算は合う！と見込んでいた。

同業者に限らず、長年おつきあいのある取引業者からも口々に「休んでる方がいい」「やるだけ赤字になる」と何度も言われた。
慰めか、励ましか、それとも本音か、わからない。世の中はリーマンショックの大混乱の最中だった。

しかし、予想外に怪我の回復は思わしくなく、８ヶ月もの休業を余儀なくされた。そんな長期に渡っては保険屋さんも渋るわなぁ。なんやら知らない約款が出てきて次々打ち切りになった。

会社というのは、休眠していてもお金がかかるものです！

本当に半永眠ということであれば違うかもしれないが、いつ再開するとも知れぬ休眠会社は社会保険や雇用保険も継続されて容赦なく引き落とされている。完全に死んでるわけではないからライフラインの請求書だってやってくる。

うっかり失念していて愕然としたのは消費税だった。スーパーで買物した時とは規模が全然ちゃうちゃう！売り上げに対して掛けてくるからさ、それも足掛け２年前のが来るんだよね。あの時は納付書みてぶっ倒れるかと思ったっけ。

なんと言っても、こま１号は私立理系の大都会へ下宿中という大学進学の中でも一番お金のかかるコースを迷走中で、この仕送りが首をグイグイ締め付けましてついにギブアップ。

奨学金申請して足りない分はバイトでなんとかしてくれと・・・ご両親は学費だけでいっぱいいっぱいと通告するしかなかった。

まったくタイミングよろしく、こま２号も受験生つぅ・・・
しかし、この時はまだ学資保険金で１年、うまくやれば２年は越せると算段、あとは奨学金と会社再開でなんとかなるちゅ〜短絡的な計算でドツボにハマったわけで、いや〜卒業まで苦しかったことこの上ない。

有り金はどんどんなくなっていった。給付される保険金も手元に来る前に引き落とされて最後は打ち切り。

自分の車を売り飛ばし、諸手をあげて地デジ難民となった。今ブログを書いてるパソコンだって、なんとポイントサイトでコツコツ貯めたお金で購入したあぶくパソコン。


このままじゃヤバいよ？
うすらぼんやり考えていた事業改革
今こそやるべきじゃね？

なかなか動かないこま父を
　ぶっ飛ばすのに何年かかった？（笑）
ま、投資で大ゴケして火の車に輪をかけた！
ってな、噂が無きにしもあらず？（誰だよ！）


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なまわさび 　 2014-05-31 01:44:14 提供：アイメディア株式会社