長崎の童話館ぶっくくらぶっていう配本（通販）に
入会してて毎月2冊ずつ本を受け取ってます（今はちょっと休会中だけど）

以前にに配本されたこの「けしつぶクッキー」という本。
今長男は好きみたい。
176ページもあるこの分厚い本が読めるようになったんだな、と
少し成長を感じます。
　

童話館さんの配本はすごくこだわりを感じる。
素朴で、なつかしさがある。
私もこんなの読んでたな、みたいな。

この本は、20世紀の前半に書かれたもの。
マージェリー・クラーク作なんだけど、
クラークさんとマージェリーさんという児童図書館員2人の合作らしい。

挿絵も素朴でなつかしい雰囲気で好き


主人公はアンドルーシクという男の子とエルミンカという女の子。
どちらの子もやんちゃないたずらっ子。

アンドルーシクはカチューシカおばさんに、
留守の間こやぎなどの家畜が逃げ出さないように
見張っているように言われて、「は～い」って
いい返事をするんだけど、

カチューシカおばさんが行っちゃうと、
すっかり忘れちゃって
自分の興味のあることに熱中して
こやぎたちを逃がしてしまう。

でも、カチューシカおばさんって
怒らないんだよね。
機転を利かしてなんとかことを収める。

これ、私できてない

男の子を育ててるとしょっちゅう
はらたてて怒ることがあって
どなってる。

でも、よく考えると
小さな子供が
一回約束しただけではできないよね。

私もカチューシカおばさんのように寛大になりたい。
この本、子どもとの接し方のお見本になるわ。

この本の題「けしつぶクッキー」はカチューシカおばさんの
得意なお菓子。
このお菓子も、がちょうに食べられないように
見張っておいてねって
カチューシカおばさんにお願いされたアンドルーシクが
ま～たうっかりしちゃって、
全部ガチョウに食べられちゃう。


すると、けしつぶが膨らんで
ガチョウが破裂しちゃうの。
これ冷静に考えると酷いんだけど、
上手に描いてあるからこのシーンもきれい。
そして、結末が愉快。
カチューシカおばさんは、
破裂してとびちった
ガチョウの羽をひろいあつめて、
「これで　ふかふかの　はねまくらができますよ」
だって！

これぐらいのユーモアさをもって
育児はやった方がいいってことかしら。

子どもが小さなのはほんの短い時間だから
ゆとりの気持ちを持って
せっしたいな、って、
息子に読み聞かせしながら思いました。
まあ、思うだけで
なかなかゆとりもてないんだけどね・・・

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ポテトちゃん 　 2014-09-27 23:49:51 提供：株式会社リ・ダーマラボ