いわゆる普通の女子高生の真裕子。
保護者会のある日、校則違反である食事を学校帰りに友達と行った。大盛りオムライス{%びっくり１webry%}そして、こっそり隠れて煙草も吸う。こんなちょっとスリリングなことを友達と一緒に楽しむ。
友達と楽しい時間を過ごし家に帰った真裕子。保護者会から母はまだ帰っていない。メモが机にあった。雨が降る前に洗濯物取り込んでね。他のお母さん達とお茶に行くことになったら少し遅くなるかもしれないから。
友達とオムライスを食べていたので雨は降りだしていた。慌てて洗濯物を取り込む。

サラダの用意もして母の帰りを待ったが母は一向に帰って来ない。父はゴルフ、姉は浪人生だがどこで何をしてるんだか分からない。こんな不安な夜を初めて過ごした。

数日後、母は遺体となって真裕子の前に帰って来た。車の中で刺されて死んでいたのだ。
理解出来ない真裕子。なぜ母がこんなことになったのか、しかも殺された。
誰がこんなことを・・。

意外にも早く犯人は捕まる。真裕子も知っている人だった。やはり信じられなかった。真裕子の精神状態はとても危うくなっていった。


この事件を追っていた新聞記者の建部は真裕子の危うさに気づいていた。この子はお母さんの死を受け入れられるのか。仕事以上の感情さえあるのではと思えるほどに肩入れしてこの事件、この家族を追う。


事件についてではなく、被害者家族の気持ち、加害者家族の気持ちを書いた話で面白いけれども痛々しく何ともやるせないような辛い思いを抱いた{%涙(ヒタヒタ)hdeco%}でも少しずつ母の死を受け入れ成長していく真裕子に安心{%ファイト(チカチカ）hdeco%}
これには｢晩鐘｣という続編があるようなので絶対読まなきゃ{%笑いwebry%}


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いくこあら 　 2016-04-17 00:00:00 提供：株式会社アサムラサキ