『webshop温むすび ファンサイト』
アクセスいただきありがとうございます。大変申し訳ございませんが、当ファンサイトは
モニプラ内でのサービスを終了させていただいております。
終了したイベント、モニターに関するお問い合わせは、下記までお願いいたします。
お問い合わせ先 |
株式会社山忠 |
---|
ここのところ、ミステリー・推理小説のジャンルの作品を良く読んでいる。
それも中山七里
事件の謎を解くのが、警察官では無く、一般人という所も気に入っている。
ここのところ警察小説を読み続けて、主人公以下が組織内でのイザコザに翻弄されたり気を使う様などの描写から離れてみたかったからだ。
で、中山作品を眺めていて、えらくポップでやさしい感じの表紙と「静おばあちゃん」のタイトルをみて思わず手に取ったのがこの作品、読んでみたらミステリーの殺伐さを感じない、まるで赤川次郎風の作品ではないか。
正月明けの最初の日曜日、あまり殺伐とした作品をご紹介したくない。それに気軽に読んでもらうためにも、がっつり長編では無く、連作の短編集で・・・ということで本日は、静おばあちゃんにおまかせをご紹介しようと思います。それではいつも通りあらすじ紹介から行くとします。
横浜港コンテナターミナルの裏路地で拳銃で撃たれうつ伏せで死んでいる神奈川県警組織犯罪対策本部暴力団対策課本部長・久世達也警視が発見される。県警が捜査すると弾丸は県警装備の拳銃だった。ライフリングマークから同じ部所に所属していた久世とは犬猿の仲だった椿山道雄が逮捕される。その事を聞いた椿山の元部下の警視庁捜査一課所属の若手刑事・葛城公彦は、先輩は無罪だと信じ密かに捜査を開始するが・・・あいにく自ら認める捜査センス欠如でさっぱり事件の謎解きができない。神奈川県警からは管轄違いと現場を引っ掻き回したことを責められ上司から叱責されて意気消沈。それでも先輩を助けたい葛城は、藁にもすがる思いで、先日偶然知り合った法律家を目指す女子大生・高円寺円に事件の相談を持ちかけるのだが・・・
(静おばあちゃんの知恵)
警視庁捜査一課の新米刑事・葛城公彦は自らが認める「捜査センスが無い知恵なし男」、不可解な難事件が起こるともうお手上げ!そこで葛城は、こっそりと、法律家を目指す推理力抜群の女子大生のお嬢さん・高円寺円に事件解決の協力を願い、彼女の推理で無事事件は解決という流れなのだが、実は事件の推理しているのは円から事件の詳細を聞いた元裁判官だった円のおばあちゃん高円寺静だった!というのが本作のお話。
物語は、ミステリーながら殺伐感をあまり感じない赤川次郎作品風のアットホームな雰囲気で、作品のキーパーソンとなっている静おばあちゃんは、アガサ・クリスティのミス・マープルといった風情である。
静おばあちゃんは自宅で孫の円から事件の詳細を聞き、事件の推理をする。円はそれを葛城に話し、葛城が証拠を固め逮捕といった流れ。静おばあちゃんは自宅から離れない。葛城は円が事件の推理をしていると思っているわけだ。
基本このパターンの繰り返し。
短編の連作集で一話も短いので直ぐ読める。
とってもライトでアットホームな感じの読み物。
逆に緊張感やスリル感をまったく感じない。
起こっている事件は殺伐とした殺人事件なのに文章自体はとってもほんわか!
事件の謎解きもそれほど複雑ではない。
最後に中山らしい、どんでん返し。
「ミステリーを読み始めようと思っているけど最初はライトな感じの作品を・・・」「ミステリーは好きだけど、あまり殺伐とするのはねえ・・・」という方にはおすすめな作品です。
正月明けであまり殺伐な気分になりたくない人へのミステリー作品!どこかで見かけたらちょっと手にとってみてください。
ということで本日はここまでじゃあまたね
静おばあちゃんにおまかせ (文春文庫)
Amazon
寒い季節にもってこい!今、モニプラでこんな企画が募集中です。興味がある方はクリックをどうぞ!
ふんわ~りあったか履く毛布♪♪ソフトな履き心地「毛布のような靴下」
kaz*hih*ge*ya*i 2018-01-07 08:10:38 提供:株式会社山忠
Tweet |