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さらっとあらすじ
北面の武士として鳥羽院の御所へ仕える事になった清盛だったが
鳥羽院の后・待賢門院璋子に取り入ろうとする同僚にウンザリしていた
一方、未だに白河院の「影」に怯える鳥羽院の心を突くように、忠盛は観音堂に千体の観音像を寄進し
鳥羽院の信を得た
そして、忠盛は武士として初めて殿上人となった
殿上人となった忠盛は、嫉妬により公家からの嫌がらせを受けるも、何食わぬ顔をしてその仕打ちを受けた
清盛は、そんな父をますます「王家の犬」になった!と苦々しく思う
一方、何をしても報われない源氏の統領・為義・・・・
そんな不甲斐のない父を見て、息子の義朝は苛立った!
忠盛が鳥羽院に取り立てられる一方で
藤原摂関家は、白河院亡き後もなかなか昔の威光を取り戻すことが出来ずにいた
摂関家の長・忠実は、内裏で行われる豊明節会の時に忠盛を闇討ちにせよ!と為義にいう
為義が忠盛を闇討ちにするかもしれない!と聞いた源平の御曹司達は、急いで内裏に向かった
為義は、源氏のためひいては源氏の統領となる義朝の為に、忠盛を打とうとするが
忠盛は、今は武士同士が戦う時ではない・・・・今、ここで斬り合えば、源氏も平家もなくなると諭す
そして、清盛は忠盛が王家の犬で終わるつもりはない事を知る
義朝は、為義が自分の為に危うい役を引き受けた事を知り、例え父の代で報われずとも
自分の代で為義の無念も晴らしてみせると誓ったのであった
~感想~
ぬをををををを!!!
源平それぞれの苦悩を上手く表した回でございましたなあ~!
まさに、お見事!と申し上げたい!!
まずは、源ボリスのほう・・・・・
何をしても報われない悲哀さがヒシヒシと感じて
更に、それに「父親愛」が加わって、切ないものになっていましたねえ・・・・
をををを!!為義さん(←敢えて「ボリス」とは呼ばない)・・・そのお気持ちよう分かりますよ~~!!
為義の「男の悲哀」または「男親の悲哀」を表現することによって、為義のかっこよさが表現されていて
為義かっちょえーーーー!!
と、思っていたら・・・・
ぐああああああ!
やはり、御大将・中井貴一!!
最後に、為義が本当に斬りかかってくるなんて思っていなかったことに対して
「冷や冷やしたわ!」
と、苦笑をしながらも、余裕も感じさせ・・・・・・
為義の格好良さも飲み込んで
全部いい所を掻っ攫っていったーーーーー!!
ああ、為義はあくまでも「ボリス」なのねえ・・・・・
でも、格好良かったっす!!@為義さんも!
で、終盤の源氏親子のやりとり・・・・・
これを見て、保元の乱の事を思うと、なんだか切なくなってきます・・・・
保元の乱の時、この親子をどう描くのかも楽しみです!
ところで、源氏が不遇(?)になったのは・・・・・・
確かに為義の父・義親が狼藉を働いて、忠盛の父・正盛に打たれたのですが
その前から、源氏はゴタゴタしていましたし(一族闘争真っしぐら?)
何よりも、後三年の役の時に、藤原清衡に出し抜かれて(?)
義家が陸奥の利権を取れなかった事から始まっていると思います
義家が陸奥の利権を取れなかったのは、「後三年の役は、私闘!」と朝廷に判断されたですが・・・
それは、清衡の工作もあったかと思いますが
多分、その頃から源氏は朝廷・・・しいては、白河院に危険視されていたこともあったのではないか?と思います
・・・・ああ見えて、八幡太郎って乱暴者なのよ@弟の新羅三郎がどん引きするくらい
そんなこともあって、白河院が乱暴な源氏よりも穏便な平氏を取り立てていったと言うのも自然の流れだと思います
だから、為義さんが一生懸命頑張っても、難しかったと思いますねえ・・・・
↑しかも、為義さん・・・息子の鎮八にも頭を悩まされる事にもなるし・・・・
ま、それはそうと・・・・・
今回は、本当にいい回だったと思います!
この次は、鳥羽院の後宮に嵐が吹き荒れ始める予感がしますねえ~
璋子の天然は相変わらずだし・・・・
ところで、璋子が黒猫を飼っている所も、女三ノ宮@源氏物語を彷彿とさせますねえ~
来週も楽しみです!
びびんば 2012-01-30 06:00:00 提供:株式会社山忠
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