息子は運動会で個人競技に出た事は全く有りません。踊りを踊った事が有りません。励まされてようやく団体競技にちょこっと出る程度です。毎年の運動会では、私は全く気が休まりません。息子がグズグズ言って先生方を困らせていないか児童席を頻繁に見に行ったり、競技に出るよう励ましたり必死です。「出ない」と泣き、グズグズする息子を宥めたりしながら、周りの冷ややかな目が気になります。実際、甘やかしだとか言ってくる人も中には居るので、私は運動会では支援級の親御さん以外、誰とも会いたくない気分になります。私は出来るだけ目立たない服装で運動会に参加し、誰とも目を合わせないよう顔をずっと下に向けています。お昼のお弁当も、支援級の教室でコッソリ食べます。悪い事は何もしていないのに、まるで犯罪者のようにコソコソとしているのです。しかし今年の運動会は違います。イケメン担任E先生の励ましが実り、今年の息子はヤル気です。E先生は去年まで2年間支援級でお世話になったので、息子を見守って3年目になります。息子に決して無理強いをする事なく、出来る事から少しずつスモールステップで参加させてくれました。事前から息子の雰囲気が明るく前向きなので、私も全くリラックスして運動会に行く事が出来ました。それでも一応児童席を見に行ってみると、支援級の席ではなく、交流級の席に座り、問題なく過ごせています。いよいよ競技が始まる前、入場門で待機している際も、クラスの友達と喋りながら明るい表情で私と旦那に「恥ずかしいから、あっち行って」だなんて…去年までとは全く違う息子の姿が有ります。周りのどの親御さんにとっても何度目かの運動会。でも私にとっては初めての運動会です。息子は騎馬戦、ソーラン節、100㍍走、ほか全校生徒で行う団体競技と、全ての競技に参加出来、E先生から肩をギュッと抱き寄せられ、頑張った事を褒めてもらいました。E先生は、熱い先生です。「お母さん！息子君、最後いい顔してましたよ！」と目には涙がスッと浮かんでいます。本当に良い先生に出会えて良かった。息子の頑張りと、先生への感謝で涙が我慢出来なくなります。プログラム最後の6年生の踊りを見ながら「来年はあそこに息子は立っていられるのか。それとも、また気持ちが落ちてダメなのか」と色んな思いが駆け巡ります。ひょっとしたら来年はまたダメかもしれない、そう思うと切なくて涙がこぼれてしまいます。けれど今年の息子の笑顔に、また涙…。ようやく出られた運動会は、私は一生忘れられないと思います。馬となって支えているポッチャリ息子おべんと紫外線を浴びた肌にAkairo otoha でエイジングケアを。美肌をキープ！【akairo otoha】化粧水＆乳液セット20名様♪

ななふし 　 2016-09-26 00:00:00 提供：株式会社アピスファーマシー