今も昔も風俗は形を色々変えるけれど基本的に風俗の内容は200年以上は経っていてもあまり変わりない。江戸時代の風俗店といえば吉原などの遊郭が有名だが、その形式には様々なのもがあったようだ。【ソープランド】江戸時代には“湯女”という女性がいて、客の垢をかいた後、湯上がりの客を二階の座敷に誘い、三味線を引いたりお酌をして楽しませた。もちろん本番もＯＫ。類似のものに浮世舟風呂というのがある。現代でいえば、さしずめ舟上ソープランド。隅田川に浮かべた湯船つきの屋形船で、湯女が客の相手をするい舟一艘、全員が裸の男女………屋形船か流行っているけど、今でもこんな屋形船があってもいいんじやないだろうか。【キャバクラ】“色茶屋”というのは、今のキャバクラ的なもの。客に茶を汲み、接待するというものだが、いろいろと楽しいサービスもあったようですよ(笑)。【ゲイバー】“かげま茶屋”は、ゲイバーのこと。平安、鎌倉、室町の頃から男色は盛んで、江戸時代には、若い歌舞伎役者上がりが客をとった。ゲイに客をとらせるところが”かげま茶屋”というわけだ。但し、現代と当時とで違うのは、“かげま”は武士や僧侶など、比較的、位の高い人たちの間では嗜みであったということですよ。尚、室町時代あたりでは、かげまの方が女性との営みより、高尚と思われていた時期もあったらしく、誰でも知っている有名な戦国武将の男性に宛てたラブレター何かも見つかっています。【ストリップ】 ”ふけふけどんどん″とは上野広小路の見世物小屋で演じられていたもので、一段高いところに着物の前をはだけた女が大股を開いてイスに座っている。開いた股間には布切れが一枚置かれていて、節を抜いた竹筒を持った客が、炭をおこす要領でその布を吹き上げて覗くというもの。浮世絵では一人が筒で吹き上げ、周りの男たちがニヤニヤ笑ったり、デレデレになっていたり、かと思えば冷静に駒組みなんかしている。まるで、現代のストリップ小屋の客を見ているようで、面白い。まぁ、こうして見ると性的な事って時代が変わってもホント、あまり変化しないものなんですね。

あぽろ 　 2011-02-16 01:12:00 提供：ベータ食品株式会社