私はとても田舎に住んでます。
今は市の水道水がきてますが、ちょっと前までは井戸水を利用してました。
今でも井戸水併用なんですが、市の水道水がきてなかった頃は、水に困るってことが本当に多かったです！

例えば「雨」が降ったとき。
井戸水がにごり、水道の蛇口から出る水は茶色い水！
湯船にお湯をはって浸かってると、なにやら動くものが・・・・
水をよぉ～く見ると、ちっちゃいエビみたいなのがぴょこぴょこぴょこぴょこ、いっぱい泳いでるんです！
気付きはするものの、これが当たり前だと思ってた子供時代。

このエビみたいなのがぴょこぴょこの水、これを料理にも使ってたんですよね。
全然違和感もなく。

そして冬になると寒さで水が凍ってしまって朝から洗濯も料理も洗顔も、何もできなくなります。
前日のお風呂のお湯を鍋で沸かして、熱湯で凍った水を溶かして、なんとか日常生活の始まり始まり～でした。

そんな生活も時代が変化してくると、支障がでてきたりします。
洗濯機が全自動になると水が凍るのが洗濯機の故障につながりやすくなるし、お風呂にぴょこぴょこ動くものがあれば、子供達が気持ち悪がります。

だから今は市の水道水を使うようになったんですが、井戸水を使ったことがない人と話をしてると、井戸水があるっていうのは幸せなことでもあるんだなぁって思うことがよくあります。
今は衛生面など考えて飲料水としては飲まないようにしてるんですが、井戸水は天然の水なので市の水道水と違って水道料金っていうのを考えません。
その分を今はミネラルウォーター購入代金に回してるような状態なんですが、夏にはこの井戸水を使って子供達が水浴びをしたり、庭の木々にたっぷりと水やりをしたり、自然を満喫することができます。

昔ながらの井戸水と、現代の水道水。
両方同じ「水」だけど、なんとなく使うときの気持ちが違います。

水はこの2つ以外にもさっき言った売られてる水、ミネラルウォーターもあるし、海や川の水、空から降ってくる雨だって水です。
色んな水が存在してて、どれも「いらない水」じゃないんですよね。

人が生活する上で絶対必要な水。
身近なところに水があることがどれだけ幸せなことなのか、たまには考えてみないといけませんね。
特に今回の震災のように、断水を経験したことがないうちの子供達には、水の大切さと節水について教えてあげる必要があると思ってます。

しまさと 　 2011-05-05 20:07:08 提供：ブルーベル株式会社