シャンプー・トリートメントに続きましてスタイリング剤２種類のお試しです。1つ目が「キューティフィックス」。1940円。ローションをスプレーするタイプの形状記憶効果のある髪の美容液、というコンセプトだそうで。インバス・アウトバス両方ＯＫとのことでしたが、アウトバスで使ってみました。使用感は極めてライト。ローションと言っても重い系ではなく、サラサラ系の印象です。これをスプレーしてから根本を立ち上げてブローするとふんわり。固めるわけじゃないので、毛流れなども作りやすく、いわばベースをつくるスタイリング剤の基礎ともなるべきアイテムでした。ただ、「洗っても続く形状記憶効果」「1週間もつトリートメント効果」との触れ込みは残念ながら実感に至りませんでした。さらに「キューティマム」。2160円。こちらはキューティフィックスにボリュームアップ効果を与えたもの。テクスチャーはまったく異なり、白いミルク状のエッセンスです。ん～・・・コレに関しては、つける量が多かったとも思えないのですが私には合わなかったかも。余計ベタッと凹んでしまいました。むしろキューティフィックスだけで立ち上げたほうがボリュームアップしてました。うーん、残念。でも、産後のぴょんぴょんハネる毛は落ち着いたので、髪をまとめるときの基礎としては良さそう。ちなみにこれ、スタイリング剤も使って根本を立ち上げてやった画像です。そこまで差は出なかったかも・・いずれにしても、やはりコストがちょっと気になります。スタイリング剤はシャンプーとかほど高い印象もないのですが、1500円前後が適価ではないかという印象です。いずれにしても、この価格で行くなら本当に高い効果をだれでも実感できるレベルに落とし込まないといけないと思います。実は、一昔前ならこれくらいならまだまだアリな価格でした。『サロン専売』で「アミノ酸系洗浄成分」「ノンシリコン」とくれば、500mlサイズのシャンプーでは3千円しても普通だったんですよね。私は美容業界の人間なので、昔から意識して選んでいましたが（もちろん専売品で）、それこそ当たり前の値段だったんです。でも、昨今のノンシリコンブームで、商品が一気に市場に広まった。消費者も勉強して洗浄成分の違いなんかも把握するようになりました。差別化も進み、アミノ酸系洗浄成分なんか専売品にしかなかなか見かけなかったのが一気に普及して低価格化。この商品たちはそんな現在の市場で戦っていかなきゃいけないわけです。・・・正直、勝てると思いますか？私は短期的には伸びても長期的に市場に定着することは難しいのではないか、と思います。資生堂とかの超大手なら既に確立した市販ルートに生産時のスケールメリット、莫大な広告費でなんとでもするのでしょうが、超大手でない限りは既存製品と同じ土俵で戦うのは難しいです。じゃあどうするべきか・・・となると、細かいニーズを拾い上げて、ターゲットを絞ること。今までにないコンセプトの商品を創ること。ここから先は提案の一例ですが、「産後専用シャンプー」「産後専用スタイリング剤」をつくるとかはどうでしょうか。産後は「抜け毛」「ヘビーダメージ」にくわえ、赤ちゃんのお世話に追われてヘアケアの時間が取れない。。。髪の毛もスタイリングする時間もないし、おんぶや抱っこの時に赤ちゃんが髪の毛を口に入れることもあるのでスタイリング剤も使えない。。。「抜け毛を防ぎ」「新しい髪の毛が伸びるのを促し」「ダメージをケアしてくれる」「泡切れのいい」「リンスインシャンプー」。それに、「スプレーするだけでぴょんぴょん跳ねる短い毛をフォローして、髪の毛をまとめてくれる」「食品添加物や天然成分のみでできた安全な」スタイリング剤。ブラシからスタイリング剤が出てくるとかだと非常に面白いと思います。（ヘアカラーでありますよね）妊娠中も使えるように考えると、つわりもあるし香りはなくていいです。つわりは匂いが一切ダメになる人も多くいます。その人から見たら仮に1本3千円でも匂いがないシャンプーは買えるんですよね。それだけ世間のシャンプーに香りがついているから、ですが。そういうふうにピンポイント、ニッチなニーズを拾い上げるのが一番得策ではないでしょうか。http://monipla.jp/bl_rd/iid-11416518415310345c44bab/m-4fdb345ee3b64/k-1/s-0/

みこみこ 　 2014-04-02 03:02:05 提供：株式会社ビアント