皮膚が表皮と真皮からできているのは、美容セミナーでも
よく話にでてきますよね。

表皮は細胞がギッシリ詰まっており、その下の真皮を
外界を遮断し、保護する役割があるのも周知の事実。

守られている真皮は、コラーゲン（オレンジ色）、エラスチン
（黄色）、ヒアルロン酸（水色の背景）が下の図の様に、
それらの生産元である肌細胞の周りに秩序正しく位置し、
構成されて、この状態が瑞々しくハリがある美肌の状態。

コラーゲンが細くなったり、方向がばらついたり、ヒアルロン
酸やエラスチンが減少したり、この状態が崩れると、
シワやタルミの状態に・・・



（セルバンクさんのお茶会で頂いた資料より・・）

従来、私たちが手軽に行っているアンチエイジング対策や
美容外科や美容皮膚科で行われているアンチエイジング
＆皮膚“再生”医療は大まかに下の５つに分類され、


肌細胞へのダメージを減らす
　　日焼け止めや化粧品　
　　→　表皮の保湿でバリア機能をUP。
真皮の素材を補給
　　サプリメントで経口摂取
　　→　コラーゲンは粒子が大きいので、アミノ酸に分解され　　　
　　　 　てから吸収される。が、お顔の皮膚に使われるとは
　　　　　限らず・・・ムダではないけど、効果絶大でもない。
異物注入で膨らませる
　　　コラーゲン・ヒアルロン酸など注入
　　　→　豚でも魚でも、たとえ人間のものであっても、自分
　　　　　　以外の人のものは「異物」・・・そして、人間には
　　　　　　異物は体内から排除する！という機能がある為、
　　　　　　一生のもではない！　真皮内に瘢痕が残る

軽い炎症を起こし瘢痕を作る（擬似外傷・異物反応）
　　レーザー　RF　多血小板注入
　　ニードル　金の糸
　　→　真皮内に瘢痕が残る。増量するコラーゲンは
　　　　真皮のコラーゲンなのか？瘢痕のコラーゲンか？

外科的手段で皮膚に力を加える
　　ケーブルリフト－皮を引っ張りシワを延ばす／３ヶ月くらいで戻る
　　フェイスリフト－余った皮を切る
　　→　傷になる。　痛い・・・　

瘢痕というのは傷跡のことなのですが、真皮も瘢痕もコラーゲンで
できているそうだけど、別もの。擬似外傷や異物反応で刺激して
増産されたコラーゲンは真皮のコラーゲンなのか？瘢痕のコラー
ゲンなのか？ちょっとアヤフヤらしいデス。

そして、瘢痕はコラーゲンが細く、方向がバラバラなので、他の皮膚
と違って見えるそう。　おまけに、ヒアルロン酸も少なくエラスチンも
少ないため、瑞々しさや弾力に欠けるそう。
ケロイドになった傷などが良い例だそう。

一番恐ろしいなぁ～と思ったのは、瘢痕を作るために活躍した肌細胞
は、二度と増産することがない！！瘢痕の中の肌細胞は、コラーゲン
は作れるらしいけど、細胞自体はもう増えない！

なので、こういう治療をガンガン続けると、いずれは
お肌が薄くなり、ハリが無くなり（→タルミへと繋がる）、弾力が
無くなり（→小じわが増える）、皮膚が硬くなってくるそう
反応している間は良いんだろうケドネェ。反応できる細胞が無くなったら、
怖いよぉ～～

私は法令線も気になるけれど、シミのケアで美容皮膚科に駆け込もう
と思っていたのだけど・・・こういうお話を聞いて考え直してます。
シミのケアは真皮ではなく、表皮への治療なんだけどね。

エステでフォトフェイシャルを何度か受けたことがあり、それが妙に
怖くなったのだけど、そのことをメールしたら、吉田先生からお返事
があり、安心しました。

・・・・お返事の内容抜粋・・・・
フォトフェイシャルは表皮のシミに対する治療であって、「真皮の
細胞も活性化してコラーゲンがうんぬん…」といった付加価値は
あまり期待できないと思います。
基本、効果が小さなものは副作用も小さいです。


患者でもないのに・・・ありがとうございます　

お茶会で教えていただいたお肌のために私たちができる事は、

紫外線対策　（目からの紫外線対策もした方が良いそう）
保湿
健康的な生活　（適度な睡眠、バランスの良い食事、
　　　　　　　　　　　　　ストレス軽減、なにより禁煙）
肝斑には、紫外線対策＆皮膚を擦らない！ことが大切
小じわには、角質に十分な水分補給をし、クリームで蓋を！
　　但し、大量にクリームをつけると、反対に皮膚内の水分が
　　クリームに奪われ、逆効果になるそうなので、ご注意を！

クリームの大量使いの話や肝斑は擦らない！という話以外は
当たり前のことでしたが・・・でも、できないんですよねぇ。
特に、健康的な生活が・・・！

番外編で、プラセンタのお話もしていただいたのですが、注射剤と
して使われるプラセンタはイロイロな処理がされているので、その
成分が変性しているのでは？という疑問があったり、大人の成熟
しきった細胞にも、胎児の細胞と同様な作用があるのか怪しいそう。

サプリとして経口摂取した場合は・・・お肌のために使われるとは
限らないというのは、コラーゲンやヒアルロン酸と同様。

そして、特定生物由来製剤というのに指定されていて、投与した
人の記録を２０年間保存する義務のある成分なんだそうです。
安全性が確かではなく・・・２０年後になにかあってもおかしくない！
ということなのでしょうか？怖い。

そうそう、塗って皮膚の中に入る物質は、アミノ酸とビタミンくらい
らしいデス。今流行りの成長因子は、大きすぎて入らないそう。

お話を聞けば聞くほど、何を使えばいいのか分からなくなる
化粧品。でも、例え皮膚内に入らなくても、立派にバリア機能
として役立ってくれるそうなので、ケアは必須です。

何を使うか？も大切だけど、どう使うか？の方がもっと大事
なのかもしれないです。

お茶会では、別に他の治療を超ネガティブに完全否定した訳ではなく、
ただ、そういう危険性もある！と言うことを伝授して頂いただけ。
治療やケアの方法を選ぶのは、私たち個人だもんね。

イロイロな情報や宣伝文句を鵜呑みにして、アレコレ試すのは
止めた方が良いですよ！という、専門家のアドバイスなのでした。

お土産に頂いた、専門家が開発した日焼け止め。
RD　UV MOISTURE SPR 20 PA++ (30ml/5,500円)


紫外線カットと保湿が同時にできる優れものデス。
生体に極めて近い形のケラチンが配合されているそう。


なんと言っても、お肌の専門家が開発したものだから
肌への負担を考慮されていて、負担になる成分が
一切入っていないそうなので、安心して使えます

しばらく使ってみて、忘れた頃ＵＰします。



モニタープラザさん、セルバンクさん、ステキな経験を
ありがとうございました～


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little-my30 　 2009-07-13 00:32:12 提供：株式会社セルバンク