遺伝・経験・環境などによって差がつく免疫力免疫力は個人差が大きいようですが、この差はどこから生まれるのでしょうか。「免疫を担う細胞の強弱は、ほとんど遺伝子によって決まっていますが、もちろん後発的な要因も大きく関係しています。感染症に関しては感染経験があれば、免疫力が強化されます。最近では自律神経のバランスが免疫細胞の働きに関与しているという研究もあります。過緊張を強いられるストレス社会が免疫力を弱らせることもわかってきたのです」免疫力が低い人は、ストレス過多であることは確かなようです。「ただ、免疫力といってもバランスの問題なんですよ。たとえば花粉症などのアレルギーをもっている人は、寄生虫に対して強い免疫力を発揮する傾向があります。逆に、花粉症と無縁の人は結核やがん細胞に対して強い免疫力があるけれど、寄生虫には弱いという傾向があります。免疫力を発揮する対象によっては、一概に強いのがいいとはいえません。量と質、バランスが大切なのです」（松下先生）ある特定の異物に対して強いだけではダメ。バランスよく鍛えて得手・不得手を克服することが、全体の免疫力強化につながります。劣免疫力のカギは超ミクロの世界にあり?!免疫力はどうやら目に見えないところで働いているようです。「体の表面で免疫力を担う、いちばんの働き者は“菌”です。肌にも1兆個、腸には100兆個の菌がいて、体を守ってくれているんですよ。菌を軽視したり、虐待するような生活では免疫力がつくはずもありません」。体にとっていい菌を育てる、それが免疫力強化につながるそうです。また、東洋医学的にとらえるなら、免疫力は目に見えないものだとか。「東洋医学でいえば、免疫力とは“気”なんです。人間の体は死ぬと腐敗していきますよね。これは気がなくなる、つまり免疫力がなくなるから。目には見えないけれど、体温を上げたり、外敵から体を防御する要だと考えているんです」。あらゆる方向から免疫力強化の秘訣を探ってみましょう。 外敵や異物を排除する仕組みは、生まれたときから備わっている。主に皮膚や粘膜が担う働きで、外界に面している部分にあり、「自然免疫」とも呼ばれる。人間の体を筒状と考えると、実は口や腸、膣も外界と面している!! 　耳…そもそも形自体が異物の侵入を防ぐようになっている。耳アカは異物と戦った証でもある。目…まつげは物理的な異物ブロックシステム。涙にも殺菌作用があり、洗い流す働きがある。鼻…鼻水には微生物を破壊する能力があり、くしゃみも粘膜についた外敵を排除する仕組み。口・のど…唾液にも殺菌作用がある。たんが出るのも免疫機能が働いて異物を排除しようとする働き。肌…汗の塩分や皮脂には殺菌効果がある。皮膚常在菌が保湿する膜を作るおかげで美肌になる。消化管（胃腸）…胃酸などの消化液は殺菌を担当、腸内細菌がさらにブロックして、異物を徹底的に排除。膣（ちつ）…酸性に保たれていて、粘液が外敵をブロック。デーデルライン桿かん菌などの常在菌が活躍。尿道…ブドウ球菌や連鎖球菌などの常在菌がいて、外敵や異物を排除すべくがんばっている。 第1関門を突破して、体の内部に入ってきた異物や外敵に対して処理をする仕組み。「獲得免疫」とも呼ぶ。自然免疫が体当たりの肉弾戦ならば、獲得免疫は作戦を練って知的なチームプレイで敵を排除するシステム。　 活躍するのはリンパ球などの免疫細胞。血管やリンパ管の中、組織内など全身に散らばっていて、異物を発見したら連係プレイで戦うのが特徴。 【先着５００名！】★話題のＥＧＦ・ＦＧＦ美容液をセットでモニター★セルビック★


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miu 　 2010-05-24 16:22:57 提供：株式会社ディアワールド