子ども手当、子ども名義の話が続きましたね。今日は、ママ自身のお金。自分の名義のお金は持っていますか？ 働いていた頃に貯めた、私自身の貯金、だいぶ少なくなりました（涙）。パパに内緒で洋服のバーゲンや化粧品を買ったりしていたので。 先日、ある女性の方から家計管理のご相談を受けたんです。その中で、「夫が新車を購入したいって言っていたので、私の独身時代の貯金を使って買いました。でも、自分のお金がどんどんなくなって心もとないのですが…」と。 あ、私も家族のために、独身時代のへそくり使うことありますよ。 そうですよね。ちょっと難しい言葉ですが、整理をすると、夫婦の財産は、法律上、特有財産と共有財産に分けられます。特有財産とは、夫婦のどちらかが“単独”で持つ財産で、結婚前から持っていたお金や、結婚中も自分自身が働いて得たお金などのこと。そして、夫婦どちらに属するか明らかでないものは、夫婦共通の共有財産になります。 専業主婦の場合、収入がないので、特有財産は減ることがあっても増えることは少ないですよね。 そう。とにかく注意したいのが専業主婦の方で、夫からもらったおこづかいは、仮に妻名義で貯蓄したり投資で増やしたりしても、離婚時には妻の財産とみなされず、財産分与の対象となることもあるのです。つまり、いざというとき、「オレのお金だ、返せ」と言われる可能性があるのです！　 うわーそんなダンナ、せこい。即刻サヨナラだわ。 でもね、離婚など関係ない、仲良しカップルでも注意が必要です。万が一、夫が亡くなった場合、遺産相続が確定するまで、夫名義の銀行口座は凍結され、引き出しができなくなることがあります。そうなると、当面の生活費にも困ることもありますよね。 万が一は誰にでも起こりえますからね。 そのため、いずれにしても、妻自身のお金、とくに特有財産はある程度確保しておくことをおすすめしています。 独身時代のお金を使っちゃったママはどうしたらいいのかしら。 ママ自身が働くのも一つの解決方法ですが、専業主婦の場合でも、夫から手渡しでおこづかいをもらうのではなく、「贈与」を受けている証明となるようにすること。たとえば、夫の口座から妻の口座に振り込んでもらうか、贈与の書類を作ってもらうなど。年間110万円までの贈与なら税金もかかりませんから。 振込みなら、うちでもできるかなー。 お金のことも、夫婦だから…と曖昧にしておいたり、知識がないままほっておいて、後から後悔しないようにしたいですね。こんな時代だからこそ、「お金の防衛術」を知って、毎日安心して暮らせたらと思います。 【“あご”ってなんだ？】　長崎特産 飛魚のだしを使った「焼きあごだし」


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miu 　 2010-05-31 17:50:07 提供：チョーコー醤油株式会社