震災後、現在も被災地の方々を悩ませる問題に食物の放射性セシウム汚染がありますが、客観的に食物汚染による被曝量と健康リスクはどうなっているのでしょうか。それを受けて我々はどのように行動するのが合理的なのか？健康対策の優先順位についても考えてみたいと思います。 〓　被曝によるがん死亡リスク 東電の作業員の限界値の被曝量（100ミリシーベルト）を受けた場合、被曝のない集団に比べてがんで亡くなる人数は1.02倍程度増加します。また、100ミリシーベルト未満の被曝では統計学的に死亡率が増加するというデータはありません。増加するとしても1.02倍以下と考えられます。 〓　セシウム汚染食品の内部被曝量 現在の基準値越えと騒がれているような食物を食べてしまったとしてもその１食分あたりの内部被曝量は多く見積もって0.01ミリシーベルト程度になります。つまり基準値越えの食品を含む食事を１万食くらい食べて初めて100ミリシーベルトに到達するということです。1万食は1日3食で約10年分の量です。 〓　メタボ、喫煙のリスク メタボリックシンドロームと診断されるかたは健常者に比べて脳梗塞・心筋梗塞のリスクが30倍、メタボ予備軍でも6倍程度となります。10本／日程度の喫煙習慣は、がん死のリスクが約2倍、脳梗塞、心筋梗塞のリスクも数倍になります。 つまり 東電作業員の限界被曝量≒基準値越えの食品を1万食食べた内部被曝によるリスク＜＜メタボ該当者、喫煙者に致命的な疾患が発生するリスク となります。 スーパーで買ってきた食品に放射性物質汚染が疑われた場合、車で30分かけて食品を交換しに行くという健康対策と、その30分をウォーキングに当ててメタボ対策を行うことではメタボ対策の方がはるかに効率のよい対策となるわけです。 メディアの論調に影響されてしまいがちですが、放射線被曝のがんによる死亡リスクというのは皆さんがイメージしているほど大きいものではないと思います。それよりもメタボや喫煙習慣などもっと気をつけるべきことが我々の身近にたくさんあるということを理解するとより合理的に適切な行動がとれるのではないでしょうか。五山送り火問題なども食品汚染レベル同様と考えると、送り火から発生する煙の拡散による被曝はほとんど影響のないはずのものであったことがお解かりいただけるかと思います。 ちなみに、私は東電を擁護するつもりは全くありません。我々個々人にとってはわずかな被曝リスクですが、本来受けなくてもよかったリスクを広く国民全体、周辺諸国にまで及ぼした東電、また政府の原子力行政のあり方には大きな責任があると思います。福島原発近辺の放射線量は食品汚染レベルとは桁違いですから長期的に居住には適さない地域も出てくるでしょう、その地域の方々へはなんと声をかけてよいのかわかりません。 原発から出る高レベルの放射性廃棄物が現在世界で30万トンも存在しているそうです。そのような廃棄物は地中深くに封印処理することが必要ですが、誰しもそんなものが近くに埋まっているなんて気分のよいものではありません。結局世界中で最終処分場がほとんど決まらないまま廃棄物は借り置きの状態で保管しながら原発は今も稼動し続けています。アメリカ、日本など経済力にものをいわせて最終処分場を他国に引き受けてもらうような交渉をしているというような話もありますが、そのようなやりかたで自国のエネルギーを賄うことが許されるのか、そういったことも含めて今後の日本のエネルギー政策について国民一人一人が考えることが必要なのだと思います。 --------〓アロマオイル(精油)、プリマベラ(primavera)公式通販店ココカラさんのPRIMAVERA 【カーミングケア】 カモミールボリッジアイクリーム1,5ml（サンプル）カモミールとボリッジシードオイルのサンプル一つつみを使用してみました。カーミングケア《カモミールボリッジ》は、ストレスによる肌バランスの乱れや紫外線などにより敏感に傾いた肌をなだめ安らぎをあたえるそうです。ジェル状のクリーム色の乳液タイプ。香りはアロマティックな香りです。使用感は伸びが良く適度な保湿具合ですね。肌荒れもせず、敏感肌の私でも大丈夫でした。ありがとうございます。アロマオンラインショップ　ココカラファンサイト参加中

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