長崎育ちの私は

九州から出る事が

ほとんどなかったのですが…




あれは

私が20歳、妹が17歳の八月。

親戚の叔母さんが

京都の祇園でBARを開いたので

2人で遊びにおいでとのお誘いをうけ

京都の観光に関する事前知識も無く

ふらりと京都へ…





京都の夏は本当に暑い[！！]

蜃気楼が見えるほどの茹だる暑さ[あせる]に

驚いた事を覚えています[叫び]





遊ぶあてもなく

叔母さんが経営するBARで

おしゃべりしていて

「明日からなにしよっかなぁ…」

とつぶやいたら

隣に座っていた

叔母さんがよく知る常連客のおじさんが

綺麗な京都言葉で

「明日休みだから京都を案内するよ！

僕は呉服屋をしてて

お客様をよく京都案内へ連れて行くから

運転手兼、添乗員には慣れてるよ！」

と、気さくに誘ってくれました。

知らない人を一日中連れ回すのはどうかと思いながらも

遠慮なくお願いする事に。





翌日の朝10時。

本当に車でやって来てくれました。



彼の言った通り

まるで観光バスに乗っている気分[音譜]

とってもお話上手[！！]で

見事な添乗員っぷり。

京都の修学旅行ではあまり回らないような

素敵な京都の風景を

沢山案内してくれました。

印象的だったのは鈴虫寺。

まだ鈴虫の季節ではありませんでしたが

京都らしい風流さを感じました。

風流と言えば

京都は何処に行っても

「そうだ、京都へ行こう」

のCMを思い起こさせる風景ばかり。

携帯がまだｉモードの出始めで

写メ機能などがない時代。

写真がUPできないのが残念です[しょぼん]


おっと。忘れてはいけない！

広隆寺の弥勒菩薩（みろくぼさつ）「微笑みの仏像」の表情は

遥かなる時を感じる事が出来て

不思議な安らぎがありました。

あれは忘れる事ができません。

案内をしてくれたおじさんは

疲れた時、悩みがあるときは

この弥勒菩薩の前に座り

一日を過ごすことにしているそう。





羨ましいですね〜[目]

京都の方は

環境にめぐまれていますよね[ラブラブ]



一日中、観光案内をしてくれた上に

宿泊先まで送ってくれて

「京都へまた是非遊びに来てね〜[ビックリマーク]」

と言い

颯爽と立ち去って行きました[車]

本当にお世話になりました[ラブラブ]




その見ず知らずのおじさんを筆頭に

京都の人はいい人ばかり。

何処へ行ってももてなしてくれました。

もうすっかり京都ファン[ドキドキ]





あ、長崎もいい所ですけど[にひひ]



最後に…

京野菜にも驚いた[ビックリマーク]

賀茂茄子を生で頂いたのですが

林檎みたいな味[リンゴ]

甘い[えっ]

生で茄子を頂けた経験はあれ以来

まだありません。



またしっとりと京都を旅したいなぁ[新幹線]


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まつひさ 　 2011-09-16 00:00:00 提供：日本コロムビア株式会社