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恵比寿ガーデンシネマで「ビューティフル アイランズ」を子供と一緒に観てきました。
副題の「その島は、世界で最初に沈むと言われている。」は気候変動による影響予測から来るものです。
サンゴ礁の島ツバル、人が作り出した水の都ベネチア、氷に閉ざされたシシマレフの3つの島が「沈みつつある」と思えるような事実と、それに影響される人々のコメントで映画は構成されますが、それをことさら強調するようなナレーションやBGMは入っていません。
ツバルでは、13歳と10歳の姉妹の生活を中心に、その様子が描かれています。授業で気候変動について学び、島の海岸が削られ、浸水が増えている。それでも、海に依存した伝統的な暮らしはまだ成り立っており、それが故にこの島は神に守られており、沈むことなど無い、と信じる人々がいます。「ノアの箱舟」のようにツバルを守ってくれるのだと。そして、豊かなサンゴ礁に囲まれたこの島でも、車、バイク、飛行機などの化石燃料に依存した生活をしている矛盾を感じました。もちろん、私たちが住む先進国での化石燃料への依存度、使用量とは比較にならないくらいですが。
ベネチアでは、世界遺産としての歴史的建造物が、高潮で沈んでいく様が描かれています。由緒あるホテル、広場、そして仮面舞踏会に代表される華やかな観光地が、高潮の度に水に沈んでしまいます。140cmの高潮があった晩には、島の90%が沈んでしまったそうです。堤防を築き、浸水を防ぐ計画が進んでいるそうですが、まだうまくいっていないとのことで、人知でどこまで対応できるのだろうかと気になります。こちらは都市の生活に近い場所が水没しているだけに、ある意味ツバルよりも切迫感が募りました。
アラスカのシシマレフでは、永久凍土が融け、伝統的生活ができなくなりつつある人々が描かれています。これまでは、ライフルがあればアザラシを狩り、遭難しても生きていけるはずだった。それが、融けた凍土が波にさらわれて棲むべき家が崩れ、歩いていけるほどの氷が張らなくなったことで狩りに行くべき場所に行けず、住民投票で移住を選択せざるを得なくなった。これは人権侵害と言っても過言ではないのではないかと思います。
これらは起きている事実であり、それを気候変動と結びつけるのは科学的推測に過ぎません。ただし、それは高い確率で確からしいと思われています。そして、その原因が地球温暖化ガス、特に二酸化炭素による影響が大きいと考えられており、それを先進国が多く排出しているのが厳然たる事実である以上、その先進国に住む我々にはなすべきこと、またはできることが沢山あると思います。
私は、サンゴ礁保全に携わっており、その活動の中で気候変動によるサンゴ礁の衰退の予測について紹介しています。そして、それを防ぐライフスタイルに心がけてもらえるよう呼びかけています。そして、一人一人の心がけが、消費スタイルや政策に反映されるところまで、拡大して欲しいと思っています。
恵比寿ガーデンシネマでは、8/27まで上映しています。ぜひご覧になってください。
今回の映画はアースコンシャス・ストアを運営するアース・コンシャス有限会社からいただいた招待券で観てきました。貴重な機会をいただいたことに感謝します。
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キルリ 2010-07-25 22:06:09 提供:アースコンシャス
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