幼い頃、お祭りの縁日やら保育園のバザーやらで金魚すくいはつきものでした。
なんで、必ずやったんだろう。
やっても上手にすくえず、すぐにポイがダメになって……「あ～あ」とがっかりするとテキヤのお兄さんが袋に入れてくれたものです。
喜んで金魚を持ち帰ったのに、いつの間にかお世話は父が担当して。
私よりも父の方がマメだし、面倒見が良かったんですよね。生き物の全てに対して。
まあまあ、長生きしたんじゃないのかな。
長生きした金魚といえば、フナくらいに成長した金魚が高校にいました。
女子高だったから環境が良かったんでしょね。かなりの長生きだった筈です。
しかし、えさの食べ過ぎで天に召されたのでした。
昇天した金魚さんの行く末は……女子高の恐ろしいところなのかも知れませんね。公開解剖実演がなされたのでした。
生物の男性教諭が演示をしたんですが、結構なギャラリーが集まったのでした。
そもそも、その金魚さんの昇天した原因って公開日まで不明でした。突然死だったんですね。
解剖して、お腹に沢山のえさが詰まっていたので「食べ過ぎ」と診断されたのです。
う～、お亡くなりになっている金魚だからね、学習の一つという事で遠くからですが全ての作業を見学しました。
今でも、そういうケースがあったら遣るのかなぁ、あの先生。
現在の職場からちょっと歩くと金魚屋さんがあるらしく、タウン誌やフリーペーパーにも掲載される事があります。
行きたいと思っているのですが、なかなか機会に恵まれません。
もしかすると、生きている金魚は苦手なのかも。無意識のうちに避けるようになっているかもです。
金魚グッズは愛らしいのですけど。
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ひろ 　 2010-07-08 23:21:43 提供：絵と言葉のコラボウェア「ecotova」web shop