『扶桑社ファンサイト』
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今日は重い話になりますが『孤独死』について自分なりの考えを話したいと思います。
以前、家の近くで孤独死された方がいらしゃいました。
私はその時、理事会の順番になっていたので見てしまいました。
『孤独死』
管理費が滞って2年経っていると議題があがり
その下の部屋の方に様子を聞いたりしたら、居るみたいな足音とかしてましたよ。
とのはなし。
しかし、いつもカーテンの位置が変わらないしおかしい?という事になり
警察を呼んで立会いの元、鍵を開けました。
中からチェーンが掛かっている時点で警察の人と鍵屋さんが『いらっしゃいますね・・・』と一言
夜中の12時ぐらいに再度警察の方と鍵屋さんがきて、鍵を開けました。
匂いはわからなかったけれど、ドアの向こうは時間が止まった様な異次元な空間
白く靄がかかったような空気。
さっきまで誰か居たように、ダイニングの椅子にはバスタオルがかかっていた。
その向こうから見える空けられたカーテンから見る夜景。
廊下の隅にはほうきと塵取りが置いてあって、綺麗にしていたんだな と感じた。
呆然としている私の目の前で警察官が『失礼します』と言って土足で入ってゆく。
今までの廊下に積もった塵がふぁっと舞う。
右側の扉は開けたままで、警察の人が無線で『遺体発見しました、白骨化している。』と話している。
とても長い時間が過ぎたように感じた。
しかし、短かっただろう。
私達はその場で帰って良いですから・・・。と言われ帰った。
亡くなられた方は夜中にひっそりと警察の人たちが運び出して行った。
亡くなった方は、未だ35歳ぐらいだったそうだ。
その時、初めて自分にも起こりうる 孤独死に直面した。
人事ではないのだと思った。
例えば、今 私が結婚していてもパートナーが先に逝くことも十分にありうる。
独身の私は尚更だ。
今は両親と一緒に暮らしているが、私が事故や病気で死なない限り私が看取るのである。
その後、残されるのは私一人だ。
一人暮らしをしていて急に倒れたら、何年も発見されずに亡くなられた方と同じ様になるだろう。
『孤独死』
プライベートや煩わしい親戚、それが又孤独死を増やす一つの問題でも有ると思う。
しかし、今のご時勢 核家族化は当たり前だし一人暮らしも当たり前だ。
誰にも看取られないで逝くのは、寂しい事だ。
あっという間に気を失って心停止してしまえば楽だが、もがき苦しみながら死ぬのだけは嫌だと思う。
誰にでも死は訪れる、避けられない事なのだ。
私はどうすれば良いのだろう?
人に迷惑を掛けずに最後を終えられるのだろうか?
結論は出ない。
今でもその亡くなった住人のカーテンの位置は其のままなのが気になるが
心より天国で楽しい日々を過ごして欲しいと思う。(天国があればの話なのだが・・・)
私はこの本を読んでみたいと思う。
【扶桑社】『孤立死 あなたは大丈夫ですか?』 吉田 太一 著
マサラ 2011-02-15 03:34:12 提供:株式会社扶桑社
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フジサンケイグループの総合出版社として、ESSEやSPA!などの雑誌から、一般書籍、扶桑社新書、扶桑社海外文庫まで、さまざまな本ををつくっています。