『扶桑社ファンサイト』
アクセスいただきありがとうございます。大変申し訳ございませんが、当ファンサイトは
モニプラ内でのサービスを終了させていただいております。
終了したイベント、モニターに関するお問い合わせは、下記までお願いいたします。
お問い合わせ先 |
株式会社扶桑社 |
---|
今朝、
【扶桑社】親の計らい 曽野綾子・著
という本が届きました。
こちらが曽野綾子さん。
クリスチャンということは
耳にしたことがあります。
通りで、優しいオーラが出ていらっしゃる
親の計
らい [ 曽野綾子 ]
¥798
さっそく、読ませていただきました。
子供の育て方を通り越して
「人間」というものの育て方を
書き記してある本だと思いました。
子育ての経験は
ありませんが
一応、成人をした私も
まだ、成長というか・・・
変わることのできる部分が
あるのではと思える一冊です。
内容を全て書くことは
著作権違反だと思うので
特に共感した部分や
思わず「なるほど・・・」と
唸ってしまった部分を
私の感想を交えて
紹介したいと思います。
まずは、社会問題にもなっている
「体罰」について。
「体罰」というものは
軍国主義であった頃を
思い出す人もいるでしょう。
今ではニュースに取り上げられるほど
大問題とされています。
そもそも、体罰というのは
言語により意思疎通をできる人間が
するものではないと記されています。
「体罰」の起こりうる条件は
① 言語的に未成熟な年齢であること
② 行う方は感情的な報復を以ってはいけない
この二つだとも記されており
そうだとすると、ニュースで取り上げられている
「体罰」は、条件にもよろしくないということになります。
かといって、何もわからぬ
赤ん坊に手をふるっていいか
・・・否。
条件②をみてみると
「感情的」になって手を上げてはいけない。
子供に手を上げる時は
「泣き声がうるさい」など
親の身勝手な感情の爆発によるものでしょう。
よって、今の時代に「体罰」を行うことをできる
条件が揃うことはないのではないだろうか。
この本には「高貴な魂を持った人間」に
なりえるヒントも書かれている。
「個性」という言葉も重要視されているが
完全にありのままでいる自分を
突き進むことはできない。
突き進んだとしたら、
社会が崩壊する。
しかし、社会という縛りの中でも
それを乗り越えて、どれほどにも
人工的に鍛えた自分を
形成しなければならないかを
知ることだ。
私は友人の間で、割と
個性的な方にされているが
一応、気を遣う部分もあり
それなりに交友関係も広い。
自分を高めようとする
向上心を持ち合わせてはいるが
実行力が7割程度なので
まだまだ鍛え方が足りないようだ。
他にも「教育」について
深く掘り下げている話もありました。
本自体が「親の計らい」というだけあり
親から子への「教育」についての
ヒントが多々記されています。
そもそも、「親の計らい」を
感じる能力というものは
教育の程度や知能の高さで
つくものではなく、それは
その人の才能の一つでもあるそうです。
その要素というのは
① 人間観察の能力
② 優しい性格
②の性格は、年を取るにつれて
逆に削られていく部分かもしれないが
①の人間観察の能力というものは
年々、鍛えられていくものである。
ちなみに、自分は①の能力は
他に比べてある方だと
自他ともに認めています。
それでも、まだまだ足りないのだなと
思うときはあり、逆に観察をして
相手の気持ちをくみ取りすぎて
自分を傷つける場合もあり
うまくコントロールが出来ていません。
人間は死ぬまで
教育をされたり
教育をしたりするのですね。
そのためにも、
知ったかぶりをするのではなく
知らないことは、知らないと認め
調べたり学ぶ姿勢を
常に持ち続けることが大切なのでしょう。
これは、この本でも述べられており
思わず納得できるとうなずいてしまいました。
さて、子育てには
「ほめる」と「しかる」ことが
不可欠だと思います。
本の中で「うまく褒められる人は
うまく叱れる」と書かれています。
うまく・・・とはどのように?
それは是非、本を読んでいただきたい。
私は、このことが子育ての中で一番
かじ取りの難しい課題だと思います。
親御さんの「褒める」「叱る」の
ポイントが間違っていたら…
子供の思考方法は親が大部分を
決めていくのだと思います。
もちろん、すべて親のせい
などとは思っていませんよ。
大人になるにつれ、
様々な経験をして
思考をかたどっていくと思います。
ただ、幼い時は特に
思考は親に左右されることは
皆さんも多少、思い当たる
節があるはず・・・。
この辺で感想を交えて述べるのは
止めておこうと思います。
あとは、是非本屋さんで
手に取ってみてください。
お値段も3ケタなので
お財布にも優しいと思います。
むしろこの内容で、
そんな安くていいのか
とも思いました。笑
さすがクリスチャンですね。
愛がある。
最後にもう一つだけ。
この言葉は子供だけではなく
大人まですべての方に
投げかけてほしい言葉が載っていました。
「あなたが必要、と言ってくれる居場所がある」
鬱病も多い中、
こういった言葉は
大きな助けになると思います。
乱文長くなりましたが、
最後まで読んで下さり
ありがとうございます。
扶桑社ファンサイトファンサイト参加中
むこう 2013-06-10 22:01:59 提供:株式会社扶桑社
Tweet |
フジサンケイグループの総合出版社として、ESSEやSPA!などの雑誌から、一般書籍、扶桑社新書、扶桑社海外文庫まで、さまざまな本ををつくっています。