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『株式会社ハピネット』

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最近ついたウソは?【DVD「リプリー 暴かれた贋作」】

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リプリー暴かれた贋作②

DVD[暴かれた贋作」 平成21年8月28日リリース ★★★★★原作本 「贋作」 パトリシア・ハイスミス作 河出書房新社 → リプリー暴かれた贋作①  稀代の詐欺師トム・リプリー。舞台はロンドン、パリ。彼の獲物は、莫大な金額が動く現代アートと、そこに群がる富豪たち。リプリーのターゲットは、新進気鋭の画家ダーワット。しかし、ダーワットは、程なく自動車事故によって死亡してしまう。このままでは、予約の殺到している絵は売れず、巨額の損失を被ってしまう。そこでリプリーは、その死を隠匿し、替え玉によってダーワットの贋作を制作しようと計画する。万事がうまく運び、名声と大金を手に入れ、大富豪の美人令嬢と恋に落ちたその時、作品を贋作だと主張する男が現れた。そこでトムがとった行動とは一体?!     (商品説明より)リプリーシリーズ第2作・・・なのですが、DVDのシリーズものにありがちな「前のエピソードを知らないと楽しめない」なんていうことは全くなく、これ1本で充分わかります。登場人物や設定は原作とほとんど同じなのですが、ストーリーも結末も別モノ。だから、本を読んでも二度楽しめて、お得です。「稀代の詐欺師」というんだけど、映画(DVD)のほうは、最初は文書偽造とか、小額の金銭詐欺とかしょぼい事件の常習犯、という設定。金回りも悪くて、家賃も滞納していて、な~んか、そのへんにいそうな、ちょっと悪っぽいお兄ちゃんですよ。今回、事故死した画家ダーワットの死を隠して、その贋作を仲間のひとりに書かせて収集家たちに売って、大儲け・・・という目論見なのですが、仲間たちがみんな「使えない奴」で、自分の金もうけしか考えてないの。バレそうになると、すぐにリプリーにふってくるし、(普通は有能な仲間に助けられたりするんでしょうが)この人たち、ぜんぜん役にたちません。贋作製作担当の画家のバーナードは逆に良心の呵責に耐えきれずに、すぐ警察に告白してしまう。「いい人」だけど、詐欺仲間としては迷惑この上ないです。こんな仲間たちに足をひっぱられながらも、迅速な判断力、演技力、行動力で、なんとかピンチをのりきっていくリプリー。イギリスとフランスを往復しながら、同時進行で、大富豪の令嬢とのロマンスを成就させようというのだから、ホントにすごいです。詐欺の事件て、だます方の腕もさることながら、騙される方があまりにマヌケで、「これを信じちゃうかぁ~?」ってことが多いのですが、収集家のマーチソンも、刑事たちもなかなか鋭くて、易々とはだまされてくれません。しかも、リプリー自身がしくじることもあって、ヒヤッとすることも度々。そのピンチを救ってくれるのが、これがまた、意外な人だったりして・・・・「華麗な手口」というより、結果オーライだったり、なんとかかんとか切り抜ける、みたいなことが多くて、このちょっとユルイ感じが私は好き。笑えるとこも多いし・・・リプリー役のバリー・ペッパーは、割と硬派な役が多いので、ブロンドのサラサラヘアでは、最初誰かわからなかったです。詐欺グループの面々も個性豊かで、とてもドラマ向き。エンターテイメントとしては「名作」だと思います。なんで、劇場公開しないのかな?ところで、(本の方ですが)リプリーシリーズ第五作の「死者と踊るリプリー」というのがダーワット事件の続編のようです。映画化はわからないけれど、日本語訳もあるので、早速読んでみたいです。今日は台風で出かけられないし、テレビは「民主圧勝」のニュースばかりで退屈していたのですが、面白いDVDを観られて、とても幸せでした。ハピネットファンブロガーサイトに参加中

kerakuten   2009-08-31 15:20:23 提供:株式会社ハピネット

企業紹介

株式会社ハピネット

ハピネット ピクチャーズユニットでは、映画・アニメなどのDVD中間卸業の他、自社コンテンツ制作にも積極的に取り組んでいます。今後は様々な作品プロジェクトを通じて、皆様からのご意見をいただき、より良い作品のご提供を目指します。

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