『箸休めクラブ~Colorful table~|「食」の楽しさ応援サイト』
アクセスいただきありがとうございます。大変申し訳ございませんが、当ファンサイトは
モニプラ内でのサービスを終了させていただいております。
終了したイベント、モニターに関するお問い合わせは、下記までお願いいたします。
お問い合わせ先 |
![]() |
東海漬物株式会社 |
---|
「からかい」とは、エイのヒレを乾燥させて一口大にカットしたものです。これを一晩かけて水でもどして醤油味で甘辛く煮ます。昔は新鮮な魚がなかなか手に入らなかった山形県内陸地方の伝統食で、正月料理の定番です。時間をかけてゆっくりと煮るので、エイは骨まで軟らかくなり、コリコリしてとてもおいしいです。
ところで、「からかい」という変な名前は、一説には、山形の米や紅花を買い付けに来た近江商人が、米や紅花の「帰り荷」(山形の買い付けに来るときに空船ではもったいないので積んできた荷物)としてもたらしたことが起源だといわれています。その際、彼らはかなり悪質な売り方をしました。これをエイだとして売れば正当な商売ですが、彼らは当時は肥料(魚肥)同然のエイの干物を細かく刻んで「中国の貝」(唐(から)の貝。すなわち「からかい」)として山形の農民に高く売りつけました。それで、そういう高級なものならばということで正月の料理として定着しました。
要するに近江商人に搾取された哀しい歴史の産物なのですが、今ではそういう恨みつらみを言う人はなく、みんなおいしい「からかい煮」を楽しんでいます。
(ちなみに、今回は漬物屋さんの企画なので、漬物のことをちょっと述べれば、山形に「おみ漬け」という大根や青菜、ニンジンなどを刻んで醤油味でつけた漬物がありますが、これは近江商人が伝えたもので、「近江漬け」がなまったものだといわれています。ただし、私の知る限りでは滋賀県に類似の漬物はなく、このような野菜くずを漬けることが近江商人のよく言えば節約、悪く言えばケチな性格を反映したものとしてこういう命名がなされたものと思っています。この「おみ漬け」も冬の漬物なので、正月料理にももちろん登場します。)
TAD 2013-12-02 15:11:07 提供:東海漬物株式会社
Tweet |
「きゅうりのキューちゃん」や「こくうまキムチ」でおなじみの東海漬物です。
お客さまに本当に喜ばれる「おいしい」を目指して、高品質な漬物の製造・販売のために努力を重ねています。
このサイトではファンの方々と一緒に、毎日の食事がもっと楽しくなるようなアイデアを考えていきたいと思っています。
食卓にちょっと添えてあるとうれしい漬物みたいに、皆さんの毎日に小さなやさしさを届けられたら――そんな願いをこめて、このサイトをつくりました。