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東日本大震災。

うーん、久しぶりに文章が上手く書けません。
まだまだ私の中で傷が癒えない感じです。

私は東北にうまれました。
今回の震災でも被災に遭った地域です。

私の実家自体は内陸なので激しい揺れのみで済みましたが
私が通っていた高校のある市では、甚大な被害を受けたそうです。

高校は特殊な科がある高校だったので、県内外から色々な所から
人が集まっていました。

その同級生の中に岩手県久慈市の子がいました。
通うのは無理なので下宿生活をしていたのですが、
週末によく実家に帰っていました。
そのときに使っていた電車が三陸鉄道だったんですよね。

電車に乗って海を眺め、大好きなお菓子を食べながら大好きなバッハをウォークマンで聞いて
両親の待つ家まで。
彼女は在学中何度もその電車に乗り、良い事も悪い事も、いろんな気持ちを抱えその電車に。
多感な時期、親元を離れて生活するのは良い事ばかりじゃなかったでしょう。
それでも明るく可愛く潔く。

そんな彼女が乗っていた三陸鉄道、震災直後は運休していたのですが
2012年4月に北リアス線・田野畑～陸中野田間の運転が再開され、
久慈～田野畑間、小本～宮古間が臨時ダイヤで運行されることに。
しかし北リアス線の一部と南リアス線については全線運休のまま。
（詳しい路線はこちらをご確認ください。）
震災後のテレビで、鉄道の復旧へは莫大な費用がかかるため
路線バス等で対応、と言う報道が流れて居ました。（この沿線ではないですけど）
この電車が動いてないと困る人がたくさんたくさん居ます。
津波では猛威をふるったけれど、とっても素敵な海が電車から見えます。
新緑の季節、紅葉の季節、そして凍てつく雪の海。
満員電車からはほど遠い、穏やかな時間が流れるゆっくり走る電車。
冬の結露した窓には無数の落書き。
そんな日常がまだ戻って居ないのです。

完全復旧は2014年。
もしこの記事をよんで「何かできる事は無いかな？」と
思ってくれた方がいらっしゃったなら・・・・

※CDの収益は、復旧・復興のための義援金として「三陸鉄道」へ寄付させて頂きます

私も聞いてみましたが、ギターの優しい音の奥に波音が聞こえるかの様で・・・・
あののどかな風景を思いだし、目が潤んできました。
曲はどれもおなじみの曲ばかり。
（音楽の教科書でおなじみの動揺、唱歌も入っています。すごくすごく懐かしい！！）
ギターのアレンジが気持ちよく、時に優しく時に激しく。
緩急があって飽きない構成です。
私は「夏は来ぬ」のアレンジが好きでした。

震災は本当に心が痛むし、簡単に傷は癒えないけれど
ずっとずっと忘れない。ずっとずっと風化させない。
私にできる事は微力だけれど、心ながらの支援をして行きたいです。

全線開通したら、同級生と旅をしたいな。
みんなであのときみたいに大騒ぎしながら・・・・

lovebeer 　 2012-10-15 18:27:20 提供：株式会社デラ