『日比谷花壇 ファンサイト』
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心に残っている母の日の思い出を教えてください! ←参加中私が生まれて初めて母の日のプレゼントを贈ったのは確か、幼稚園に通っていた頃でしょうか。当時、人見知りが激しく親しい友人もいなかった私は幼稚園でも自宅付近でも、一人で遊んでいることが多かったと思います。また、その年の5月に弟を出産予定だった母は臨月に入って体調を崩し、入院生活を余儀なくされていました。そのせいもあってなのか、私は幼稚園に入って間もないのにずっとお休みが続いていて遊び相手もおらず、日中は毎日一人で過ごしていたように思います。そしてある日、私はいつものように一人で遊んでいました。同居していた祖母が用意してくれた昼食を食べた後、ふと思い立って家を出てぶらぶらと散歩をしているうちに見たこともないお花畑を見つけたのです今思えば近所の芝生だった場所にクローバーの花が一面咲き誇っていただけのような気がしますが私はその花畑に入って、夢中で花を摘み入院していて会えない母につけてほしくて覚えたての花の首飾りを編み続け、不器用ながらも大きな輪を作り上げました。時間の経つのも忘れていたので、首飾りが出来上がったのはおそらく夕方近かったのだと思います。祖母が私を探して名前を呼ぶ声に気付き、慌てて立ちあがったところをすぐさま見つかって相当叱られたように記憶しています。そして、なぜか祖母は私の手を引いて近くのバス停からバスに乗ると、そのまま母の入院している病院へと向かいました。「きっと、母にも叱られるんだ」そう思っていた私は、できたての首飾りを握りしめたままじっと、おとなしくしていたように思います。ところが、いざ病室についてみると母はニコニコと私を迎えてくれたのです。私は安心して「これ、ママにあげたかったの」とクローバーの花飾りを母に渡しました。この花の首飾りが、母の日のプレゼントになったんですね。ちょうどこの日が5月の第二日曜日、母の日でした。でも、「まあ、この首飾りが母の日のプレゼントね!」とそう母に言われるまで、全然意識していなかったように思います。私自身としては、綺麗なお花を見つけたのでただ単に「ママに首飾りをプレゼント」したかっただけなのに、叱られるどころかとても喜んでもらえたので何だかとてもくすぐったいような恥ずかしい気持ちでしたね。それから何年も経った後に母から聞いた話では、私が遊びに出たまま帰ってこないという電話を祖母から受けた母は「とにかく私を見つけたら連れてきて欲しい」と祖母に伝え、ずっと私のことを心配していたらしいんですね。そしてやっと私が見つかり、病室で顔を見た瞬間ホッとするあまり涙があふれたそうなのですが、私の記憶では母はずっとニコニコしていたと思っていたのでその辺りは曖昧になっているのかもしれません。初めて手作りした花の首飾りをプレゼントしたのに母の日とも知らずにいた、そんなバタバタした日のことがなぜか一番の母の日の思い出となっています。ところで、こんな素敵なお題を下さったのは日比谷花壇さんなのですが、今、ちょうどTEMPUR×HIBIYA KADAN母の日キャンペーンが行われているということです。テンピュール・ジャパン各店で対象商品を購入すると、日比谷花壇のプリザーブドフラワーがプレゼントされるというキャンペーンなのです最高級な眠りと、最高級のプリザーブドフラワー…こんな素敵な母の日のプレゼントをいつか母にもしてあげられたら…と思っています
莉々 2010-04-26 00:14:04 提供:株式会社日比谷花壇
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