今回読んだ本はこちら  トクする家づくり 損する家づくり―――人生最大の買い物で後悔しないために 賢くマイホームを建てるコツ Amazon  にんじんの感想この本は，東大卒でコンサル経験のある柿内和徳さん，慶応卒で銀行，コンサル経験のある川瀬太志さんが書いた，住宅購入の際のアドバイス本です。　　　住宅の購入は，おそらく一生のうちで最も高い買い物。だからこそ，失敗したくないですよね。構造計算偽装，欠陥住宅など，購入したあとに気づいても遅いニュースが流行っていますが，そんな後悔をしたくない方は，読んでおいて損のない本です　　　　住宅を購入するとき，まず何から始めますか通勤や通学に便利，教育環境が充実している，スーパーが近いなど，住む土地を決めてから住宅展示場へいき，ハウスメーカーと交渉を進める…そんなイメージをしている人は，失敗する危険性があります。と，この本ではシグナルを鳴らしています　　　住宅購入のプロセスは，まず予算設計，続いて建物予算の設定，最後に土地選びです。　良い土地が見つかったからといってすぐに飛びつくと，予算の都合上，建物予算を削ることになる可能性があります。そのために湿気の多い部屋や，断熱効果が低く光熱費がかさむ家に住むことになる可能性もあります。　　　　住宅にかかるコストは，初期に必要なイニシャルコストだけではなく，購入後のランニングコストも大切です4000万の家ではなく3500万の家がお得に建てられたと満足したとしても，その後の光熱費がかさめば，あっという間に逆転してしまいます　　　また，住宅設計を具体的に進めていくときに，こちらが何を意識していなければならないか…メーカー側はメリットを前面に押し出し，都合の悪いことは隠そうとする可能性もあります。消費者側が正しい知識を持ち，対等に議論する必要があります。　　　この住宅のUA値はC値はZEHビルダーの登録はある断熱素材は　　　この本の読むまで聞きなれない言葉ばかりでしたが，今ならよくわかります。営業マンの話術と人柄で最大の買い物をしてしまうのではなく，購入後数十年，自分たちが満足できるような買い物をしたいものです。また，こちらの質問に真摯に対応してくれる良質なメーカーを見つけたいものです。　　　　住宅ローン減税やマイナス金利などの影響で，今は住宅の買い時です。スズメの涙ほどの利率で貯蓄するより，さっさとローンを組んで所得税の減税を受ける。その方がずっと家系的だという考え方もあります。家を買おうとしている人は，金利が上がる前に行動した方がよい。そんなことも教えてくれます　　　　イギリスやドイツ，アメリカでは法整備が進んでおり，家の寿命は日本の２倍以上あります。つまり，海外では２世代で１軒の購入で済むのに，日本では１世代で購入しなければならない実情がありますだから住宅ローンに苦しむ家庭が多いんですね日本の法律も少しずつ変わってきていますが，国の制度に期待するのはなかなか難しそうです　　　家を建てようとしている人は，自分の知識を高め，子供世代になっても価値の残るものを計画的に建てたいものです。　　　と，そんなことをいろいろと教えてくれる本です。データなども交えて，詳しく教えてくれます。　興味のある方はぜひどうぞ　　　トクする家づくり 損する家づくり [ 柿内和徳 ]1,620円楽天 ハッピーリッチアカデミーファンサイト参加中

にんじん1234 　 2017-04-02 09:02:41 提供：ハイアス・アンド・カンパニー株式会社