いいもの王国さまから冷た〜い枕『ニュー涼感アクアクールピロー』モニター大募集！
に参加させて頂きます。

それに伴う、ブログのテーマは、

今までで『いちばん素敵な夏の思い出』を聞かせてください♪

夏といえば、海や夏祭り、などを挙げる方がほとんどだと思いますが、
私にとって　夏といえば野外フェスなんです。

最近は一概に野外フェスと言っても、お笑いなどもありますが、
私が言っている野外フェスは、やはりその王道とも言われる、音楽のフェスです。

そうして、その中でも、日本で一番大きい規模である、フジロック
と言う夏の野外フェスがありますが、それに過去一度だけ行った事があるんです。

私にとって今まで生きてきて、一番楽しかった夏といえば、その
フジロックに行った3日間を思い出します。

音楽が好きな人だったら、誰しもが憧れるフェスティバルですが、
金銭的な面でも、休みの面でも中々お気軽に行けるフェスではありません。

ましてや、私は四国は愛媛県に住んでいるので、そこまでの往復だけでも、
かなりの時間と費用を要するのです。

そんな私は数年前、スーパーカーと言うバンドが解散を表明した年、
最初にしても、もしかしたら最後かもしれない、その音楽の祭典に
行く事を決めたのです。

まずは、一緒に行く友達も居なかったので、ネットで一緒に行ってくれる人を
探す事から始めました。相部屋の方が安く上がるので、広島の女の子二人を
ネットで、見つける事が出来、三人で一緒に行く事になりました。

気持ちが踊り、いく数日前は、気持ちが悪いくらいにテンションが上がっていたのを
いまでも覚えています。時間があれば出演するバンドの音楽を聴き、
それはそれは楽しみに行ったのです。

一歩足を踏みいれたら、そこは天国でした。
音楽の天国でした。
こんな場所があるなんて、私は想像もしていませんでした。
フジロックがこんなにも熱く、こんなにも独創的で、幻想的な
空間だなんて、想像もしていませんでした。

道端で、ステージで、あらゆる場所から、生の音楽が流れ、
ギターを片手にセッションする人達も居て、そこにあったのは、

”ﾜｰﾙﾄﾞ”だったのです。世界だったのです。
なんて小さいんでしょう。なんて大きいんでしょう。なんて丸いんでしょう。
私は一人ではありませんでした。音楽があって、それを好きな人達が居る。

なんて平和なんだろう・・・・
音楽の流れるその空間で、私は一人　涙しました。

「生きていて良かった」

思い残す事は何もない。そう思いました。
音楽が人をそうされるのです。
心が洗われました。人生をリセットしてくれました。
私はもう今までと同じ人生を続ける事は、出来ない。
ここが世界の終わりで、ここが世界の始まりなのです。

大げさかもしれませんが、スーパーカーの演奏を左耳に、
道端で演奏するバンドに魅入っていました。

素敵な夜でした。
神様からのプレゼントでした。

もう十分でした。
音楽があって、仲間が居て、ここにあるのは平和でした。

平和と言う名の世界でした。

そんな私の目の前に、女神までもが微笑んだのです。

当時の私は　asian kung-fu genertion（ｱｼﾞｶﾝ）と言うバンドの
大ファンで、アジカンのライブであれば、東京まで行くくらいに、
好きでした。

フジロックにも出演しており、出演アーティストも同じ音楽好きですし、
他の出演者の演奏を楽しんだり、多国籍の料理を堪能したり
しています。

広島の女の子と二人で、ご飯を食べて終わって、
シートを敷いている場所に戻ろうとしていた時の事でした。

落し物を預かってる場所で、見覚えのあるリュックに、
見覚えのある後姿の男の人が、丁度私の目50センチくらいのところに、
私に背を向ける形でたっており、
落し物係の人と喋っていました。

「すみません、黒縁の眼鏡を落としたんですが、届いてないですか？」

うん？！どっかで聞いた事ある声・・・と思いました。

そうして、彼が振り向いた瞬間、私の目と彼の目が合ったのです。

ごっちや！！！

そう。。。それはアジカンのボーカルの後藤さん、通称ごっちでした。

なんと、私は憧れの人が、目の前50センチに居るんです。

私は興奮のあまり、
その手を握っていました。

「ﾌｧﾝなんです」とまぁ、興奮状態で、彼の手を両手で握り締めていました。

ごっちは、少し迷惑そうな表情を見せましたが、私にはそんな事は
見えていませんでした。

「写真撮っても良いですか？」と聞きました。

大体こうゆうプライベートな時間ですし、写真を撮ってくれない方が多いんですが、
後藤さんもそのタイプの人で、

「写真は、ちょっと・・・」

と言われました。
いつも歌声を聴いて、いつも元気をもらっている、ごっちの声が喋ってるんです。
ごっちと会話をしているんです。
私の興奮はﾏｯｸｽでした。

今でも、彼のその手の感触と、その声の感触をはっきい覚えています。
今でも彼の声が、私の耳に届くんです。

私にとっては夢のような3日間でした。
夢なら、覚めないで！！ずっと続いて！！って思いましたが、
今の現実があるから、あの三日間がより美しく、より輝いて思えるのです。

生きながらにして、私は天国を味わってしまいました。







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エミリー 　 2009-07-05 13:56:02 提供：株式会社アイフォーレ