『【アイエスティー株式会社ファンサイト】 ISTイベントモール 』
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大臣にまでなった方のお屋敷に、お手伝いに行っていたと聞いています。
奥様がポルトガルの方で、言葉が通じないので、
特に気に入った者を側に置いてお子様のお世話などをさせていたとの事です。
その頃は、焼きプディング や カレーライス や ハッシュドビーフ、ステーキ、シチューに
アスパラガスのサラダ、朝はハムエッグ や オムレツ 、トースト とクロワッサン とミルクティー
などを厨房で作り、都心と横濱までを四頭立ての馬車で往き来し、
祖母が特別にお子様のお世話を言い遣ったそうで、普通の人が体験できない、いろんな事を
見たり、聞いたり、味わったりの毎日でした。
そんな祖母が、私の初節句には七段飾りを買って祝ってくれ、
3歳のお雛様には、宮廷のしきたりやお雛様の云われなどを教えてくれたのを、よく覚えています。
私は、その後何度も引越しをしました。その度に、お雛様が損傷していないか、
さっと確かめる事しか出来ず、今に至って、お雛様の木箱が納戸にあります。
あのリヤドロを見ていると、横濱に精通していた祖母の事を想像します。
何かプレゼントをくれる時も普通とちょっと違う外国風のクラシックな物が多かったです。
当時(私が子供の時)は、サイケデリック全盛の時で、全く手放しで喜べませんでした。
でも、今になってその事の方が大変だったと分かります。
そろそろ、木箱のお雛様を開けて娘2人と飾りつけ、
もう高い所に逝った祖母と母を、偲んで白酒などを影膳して、
立派になった娘達に会いにきて欲しいと思いました。
-あの婦人と子供のリヤドロを見てから、こんな気持ちが濃くなりました。
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ho-ripop 2010-02-17 20:44:55 提供:アイエスティー株式会社
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