〝嚙み砕いて飲み込む〞のは多くのパーツによる総合運動美と健康の基本は食であり、食べる楽しみは一生のもの。食べるためには、食物を嚙み砕く〝咀嚼〞、飲み下す〝嚥えん下げ〞の運動が必要。その内容は？「咀嚼なら、まずそれが〝食べ物である〞と脳が認識しないといけません。口を開けて口中に入れてからは、舌が動いて食物を臼歯の上に移動させ、あごを動かして嚙み砕き、唾液と混ぜ合わせます。このように〝食べる〞ためには歯だけはなく、脳、舌、あご、唇などの機能が総動員されるんです」複雑な〝食べる機能〞。中でも重要なのが舌のパワーふだんの食事で咀嚼機能を意識することはまずないと思うけれど、脳のコントロール機構がバランスよく働き、脳の指示で口腔器官が協調して働くことで、スムーズに食べることができるのだ。たとえば、初めての店で和定食をオーダーし、目の前に運ばれてきたとする。脳は、今までの経験をもとに食べ方を指示。未知のものは香りの情報を得つつ、唇と前歯に触れた感触で嚙む力を加減。軟らかいものなら舌で押しつぶし、咀嚼できた分から適量が飲み込まれていく。この素晴らしい機能の中で、特に重要な役割を担うものは「舌ですね。ほとんどが筋肉でできている舌のパワーが、食べる機能に大きく関係しているんです。食事の間、多くは30分ほどでしょうか、ずっと動き続けないといけないし、舌が臼歯の上に食べ物を移動させる動きは実に巧みです。たった一粒のゴマが口中に残っていても、探し出して臼歯の上に乗せられますからね」食べる機能というと歯を連想するけれど、舌が機能してこそ咀嚼が可能。気づかずにいた様々な役割をうかがっていたが、一つだけ機能が思いつかないものがあった。いわゆる〝のどちんこ〞は何のためにある？「正しくは口蓋垂(こうがいすい)といって、上あごの一番奥にあるものです。役目は〝ストッパー〞ですね。舌の奥の部分と接することで、咀嚼を終えたものを少しずつのどに送る微調整役をしているんですよ」　体にはムダなものはないのである。食べる機能の低下、注意の兆しは〝むせる〞こと食べる機能も年齢とともに低下する。咀嚼と嚥下の連携がうまくいかずにむせたり口まわりの筋肉が弱って食べこぼしたり、歯茎の萎縮によって食べ物が歯に挟まりやすくなったり。咀嚼能力が低下して、一回に飲み込める量が少なくなると、食事の時間も長くなるという。では機能低下が現れるのは？「むせやすくなるのが、早くて45歳からというデータがあります。食べる機能は徐々に低下しますが、生命維持のために重要なので老化するスピードは遅いんです。脳機能的にもかなり守られているんですよ。のどは左脳と右脳、両方の脳に支配されているので、たとえ体の片側が麻痺したとしても、食べ物を飲み込む嚥下機能は維持されるんです。人にとって食べることは生命の根源であると同時に喜びの源ですからね。おいしく安全に食べ続けられる知識を持っていただきたいですね」〓咀嚼機能低下で起こる体への影響1.咀嚼が足りないまま飲み込むことによる消化不良多少咀嚼機能が低下しても、飲み込む力が強ければ食べられるため、あまり嚙まずに飲み込めば胃の負担に。2.食べられる量が少なくなって栄養不足になる咀嚼できるものが少なくなったり、時間がかかることで食事量が減ると、低栄養でやせ衰えることも。3.嚙まなくても食べられるものの常食で、機能低下が早まる鶏と卵理論になるが、咀嚼力低下の原因を調べずに軟らかい食べ物ばかりとっていると、機能の廃用萎縮を招く。4.食べ物を飲み込んだ後も口中に食べ物が残り、歯周病に特に舌の機能が落ちると、嚥下後も口中に食べ物が残りやすくなり、虫歯、歯周病などにつながる。5.筋肉や舌の力が弱まると言葉が不明瞭になる言葉は舌や唇などを使って発音するので、機能が低下すると発音に影響して聞き取りにくくなる。6.咀嚼と嚥下の連動がうまくいかず、誤嚥事故を起こす〝むせる〞段階の先。気管に食べものが入って炎症を起こし、肺炎につながる。症状がひどいと死に至ることも。7.食道に食べ物を詰まらせ、最悪の場合は窒息に。咀嚼不足のまま飲み込んだり、自分の咀嚼機能に合わないもの・量を食べることで窒息事故に至ることも。〓実は40代から機能低下が始まっている！あなたは大丈夫？ 【口腔機能チェック】食べる動きには様々な運動が関係しているから、どこかが機能低下すると下のような状態が現れる。特に「むせる」は45歳ごろから顕著になるとか。　□ 食事中に食べこぼすことが増えた　□ 食べているときや飲んでいるとき、むせることがある　□ 食後、歯に物がはさまるのが気になる　□ 以前より食事に時間がかかるようになった　□ 発音や滑舌が悪いと言われることがある　□ 唾液が少ないと感じることがある　□ 食べているとき、飲み物と一緒に飲み込むことが多いHow touse oralcavity well!!【美しく食べる力を取り戻すためのレッスン４】ふわふわ・とろとろ・軟らかい食べ物ブームは咀嚼機能の維持にはよろしくない。知らない間に機能低下しないよう、日常生活に取り入れられるレッスンを紹介。１　舌の筋トレ。機能低下する前の40代からが始めどき「40～50代から咀嚼機能の低下を防ぐなら、口腔体操がいいでしょう。下あごと舌は前後左右に動かないと咀嚼ができませんから」。体操は口腔機能のリハビリなどで行われているという。「でも、何年続けた人がどれくらい機能が維持されたか、医学的な効果データはまだ出てないんです」口腔機能のリハビリの歴史はまだ浅いので、それは致し方ないところ。インターネットで〝口腔体操〞検索するといろいろ見つかるので、試してみるといいだろう。深呼吸、肩の上げ下ろし、首を回す、舌を突き出して上下左右に動す、口を閉じて、内側から唇の回りを押す、などの体操が紹介されている。一通り行うと舌がだるくなるので、筋トレとして効果がありそうだ。２　ときには、咀嚼機能を目一杯使う食事を心がける体は廃用萎縮する。つまり使わない機能は衰えるから、舌で押しつぶす程度で食べられるものばかり、という食生活だと舌や口まわりの筋肉が衰えやすい。咀嚼機能の低下が早まる可能性もある。〝嚙み応えのある食べ物〞を意識して取り入れよう。食事なら生野菜、ゴボウなど繊維の多い根菜、肉、海藻、玄米など。間食なら、ふわふわトロトロ系ばかりではなく、ナッツやドライフルーツを取り入れるといいだろう。顔の筋肉が鍛えられるから、フェイスラインがすっきり引き締まったり、たるみの防止効果も得られそう。そして、会話を楽しみながらの食事も機能維持に効果的。食べ物の見た目や味を感じながら、相手の話を聞き、自分も喋るというのは相当複雑で高度な機能。〝独りメシ〞が続くのは、よろしくないと言える。３　日本歯科大学監修の専用の器具を使って、唇と舌を鍛える食べる機能アップのために効果的なグッズもある。日本歯科大学の介護予防教室で使っていた器具をもとに、家庭用のトレーニング器として改良した、ラビリントレーナーだ。唇（口輪筋）と舌（舌筋）は筋肉だから、鍛えれば強くなる。むせるとか食べこぼすとか、機能低下の兆候が現れたら、試してみてはいかがだろう。無味無臭のシリコン製で、マウスピースのように唇と歯の間でくわえる。この状態で前方や左右に引っ張ることで口輪筋の筋力が鍛えられる。また、口の中に入る丸い部分を、舌で押し上げて舌筋を鍛えるのである。毎日食事の前に10分使うことで唾液の分泌も高まるので、唾液が減ってきたと感じる人にも効果的。年齢を重ねてもむせたり食べこぼしたりせず、美しく食べたいと考える人は、40代からこのレッスンを始めてみては？ これもフェイスラインが引き締まる効果がありそうだ。４　歯が健康でないと咀嚼機能は低下するから、歯の治療をする固いものが嚙みにくいとか、歯の調子が悪くなると、食べ物を軟らかいものに変えがちだが、その前に歯の診察と治療を行うことが重要。咀嚼しなくていい軟らかいものを食べることで、機能していた筋肉までおとろえてしまうからだ。歯の機能を取り戻すための治療法は進化しているので、虫歯や歯周病は放置せずに治し、定期的に検診を受けよう。逆に言えば、歯の状態をよくしておけば、舌や唇などの筋肉系は自分で鍛えられるので、口腔機能の低下を防ぐことができるのだ。食べる機能が低下しても、サポートとするための治療法やリハビリ法は進んでいる。けれど、できるだけ機能を維持して食を楽しむために、40代からは口腔機能のアンチエイジングも意識したいもの。------------------〓まつ毛美容液に何を求める？まつげ美容液に求めるものって、長くなりますように、と言う商品を多く今までに見掛けてきた気がします。確かに長くなればいいかと思います。そして毛質が良くなれば切れにくくなるので、そうなれば嬉しいです。また下向きまつげなので、上向きになり、それの持続性が欲しいですね。ビューラーでギーっと持ち上げる→マスカラ→ホットビューラーだと、つけまつげのお友達よりは傷まないような気はするのですけれど痛みます。簡単に言えば、まつ毛美容液に求めるものは、まつ毛の強化の効果が一番かも知れません。現品モニター募集！まつ毛パーマ感覚！まつ毛カールトリートメント　←参加中

miu 　 2011-11-30 03:14:39 提供：株式会社イザヴェル