悪人をちょっと遅くなりましたが、見に行ってみました。
今までの妻夫木くん演じる祐一は、ほんとどこでもいる青年です。
出会い系サイトで知り合った佳乃に邪険にされて、衝撃的に殺してしまった。
その後知り合った光代の、素朴な人柄に触れ、罪を告白してしまいます。
雨の中、自首するために警察へ向かう祐一を、光代が引きとめ、逃避行が始まる。
悪人って、人を殺した祐一だけではないはず。
悪人に誰でもなれるし、ちょっとした瞬間に善人から悪人に代わるときもある。
「歴史にもしもはない」と言いますが、もしその一言がなかったら、もしあの時、行かなかったら。
今まで妻夫木君は、「瞳キラキラのイメージでしたが、この映画では、瞳に光は感じられません。
ただ、2箇所、瞳に光がある瞬間があります。
それは、警察に体を拘束され、光代と離されていくシーン。
あと最後に、
灯台で棄てられた祐一が、最後に光代を連れて、海から昇る太陽を眺め朝日を浴びる二人。
祐一が求めていた安らぎを瞳の光に見付けました。
じぶんのことを認めてくれた唯一の女。
その光代と離れていく瞬間、祐一が生きるための光
出会い系サイトって、決して否定も肯定もしませんが、こういう事でしか、今の私たちは、知り合う、繋がることができないんでしょうか・・
目の前が海だと、もう行く場がないような気がすると言った祐一。
坂本龍馬は、海の先には、広い世界が待っていると言った。
同じ目の前の海に、感じる事がこんなにも違うんですね。
実は、この映画のロケは、
私が住んでる長崎でもロケがありました。
祐一が持つ閉塞感・・・わかるような気がします。
でも、それでも、みんな誰かと繋がっていてほしい。
決して、一人ではない。
そして、インターネットであろうと、出会い系であろうと、心から自分を委ねられる誰かを見つけて欲しいです。
悪人は、どこにでもいる。
悪人は誰の心にもいる。
そして、悪人は、言葉の中にも住んでいます。
みなさんも気をつけましょう
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miomomo 2010-09-30 09:53:24 提供:モニプラ運営事務局
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