あれからもうすぐ1年が経とうとしている。
たくさんの人を傷つけ多くの涙が流れた日。
でも、決して忘れてはいけない日でもある。
それによって多くの人が家族・友人の大切さ、人と人との絆について考えさせられた。
それが3月11日の東日本大震災。
まだまだ完全な復興は先になるだろうけど、少しずつ元気を取り戻してきた東北。

その東北を応援する為に出来ることはなんだろう…
と考えた時、まず最初に思い浮かんだのが『東北の美味しい食べ物』。
東北はお野菜、果物、魚介などなど美味しいものの宝庫。
放射能の影響で苦労しながらも一生懸命育てられた作物たち。
今、市場に出回っているのは全て厳しい検査を通過した安心安全なもののみ。
だから安心して食べることができるのは言うまでもない。
それらを『食べる』ことによって食卓がにぎやかになるだけでなく、生産者・そして東北を応援することができるなんてこんな素晴らしいことはない。
そんなわけで、度々東北の地元特産物を扱うアンテナショップに行っては美味しい食べ物をゲットしているうちゅうじん。
親戚が福島だということもあり、小さい頃から東北の食べ物に触れる機会がたくさんあった。

そんな中で特に気に入っているのは『ままどおる』。
バターの風味豊かな生地でミルク味のあんを包みこんだ焼き菓子。
これを食べるとホッと安心することができるの。
そんなどことなく懐かしさをも感じさせるこのお菓子はこれからもうちゅうじんのオキニスイーツであることは確か。
ティータイムが欠かせないうちゅうじんは、アンテナショップへ行くといつもこのスイーツを探してしまう。

いろいろと試していってる中で、最近また一つオキニスイーツが増えた。
それがこのコたち。





『もっちりんご』。

『株式会社フェリシモ』さんが運営している「kraso」では、『東北×みんなプロジェクト』
と題した東北地場の商品や生活文化を伝えるコーナーをサイト内に設け、東北にある地元企業を応援している。
その中で扱われているスイーツの一つがこの『もっちりんご』。

そのきゅんきゅんしちゃうようなネーミングに惹かれてゲット。

3つのうち、2つは『ふじ』、1つは『さんさ』というシールがペタリ。
これはリンゴの品種だね。

『ふじ』はよく聞くけど、『さんさ』っていうのは知らなかったからどんな味なのか興味津々。

まずは気になる『さんさ』から。





オープン。





おー、酸味の強い香りがふわふわりー。
白っぽくてスラッと面長な風貌。

パクリ。





思ったよりも結構固くて噛みごたえがある。
乾燥させたリンゴということで、ドライフルーツのクニャッとした食感を想像してたんだけど、ソレとは全く別物。
なんだかガムのような弾力があって、グニャグニャといった食感。
噛み締めると、甘酸っぱいリンゴの風味がふわーっと口の中に広がっていく。
甘みよりも酸味の方がかなり目立ってる印象。
そして噛むたびにジューシーさも感じる。
まるでホンモノのリンゴをかじった時のような果実感が楽しめるの。
乾燥させているにもかかわらず、こんなにフルーツ本来の持ち味が残っているだなんてスゴイなーって感心しちゃった。
かなりサッパリとした後味で爽やかな気分になれたよ。

お次は『ふじ』。





オープン。





さっきの『さんさ』とは違い、甘みの強い香りがふわふわりー。
黄色っぽさが強くて、コロッと丸々している風貌。

パクリ。





程よく固めな食感のソレを噛み締めると、甘みが口いっぱいに広がる。
それはまるで蜜入りリンゴのような糖度高めな甘さ。
『さんさ』はグニャグニャ食感だったけど、こっちはシャキシャキ食感だ。
食感においてリアルリンゴ感を楽しめるのはこっち。
ジューシー感もしっかりあって、これまたホンモノのリンゴを食べたような気分になれた。
後味はリンゴの蜜のような甘みが残る感じで、スイーツを食べた後のような満足感を覚えたよ。

お砂糖を使ったりせず、素材そのもので勝負しているだけあってリンゴ感半端ない、というかまさに『リンゴそのもの』なお菓子だよ。
食塩を隠し味に使っていることもあり、甘み・酸味をしっかりと感じられながらもスッキリと食べられるのもグーだった。
なんといってもこの新感覚の独特な食感がクセになる感じで気に入ったよ。
福島のおばちゃんから送ってもらうリンゴも好きだけど、今回この『もっちりんご』に使われてる岩手県産のリンゴの美味しさも格別だったなー。

やっぱり東北は美味しいものがいっぱいだー。
これからも『食べて応援』していくぞー！

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ふわりん30号 　 2012-02-19 12:37:00 提供：株式会社フェリシモ