『北海道富良野のお取り寄せスイーツ 菓子工房フラノデリス』
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あれは小学6年生のバレンタイン。前日の学校が終わり、私は溜めていたおこずかいを握りしめて、一人自転車を走らせ、地元のスーパーへ。時間をかけてじっくりと選んだチョコレートは、幼稚園の頃から8年間想い続けた同級生に贈るもの。考えて、考えて手紙や名前は書かないことにした。ただ、当時私が好きだったキャラクターのシールを貼った。私がそのキャラクターを好きだという事はクラスのみんなも知っていた。バレンタインデー当日ドキドキしながら早めに学校へ行った。誰もいない教室で、彼の机の引き出しに、こっそりとチョコレートの箱を入れた。手渡しする勇気なんてなかった。心臓の音が耳に届くほど強く打って息が止まりそうだった。返事が欲しかったのか、想いが伝わればよかったのか、その後、どうなりたいとまでは考えていなかった。彼が箱を見つける姿を見るのさえ耐えきれず私はトイレに隠れてた。どうしよう・・・いつ教室に戻ろう?どきどきどきどきしてる中幼馴染の女の子がやって来た。手には私が彼の引き出しに入れたチョコレートの箱。「・・・私の机の上に置いてあった・・・」彼女の席は私の好きな人の隣。「○○ちゃんでしょ?・・・」申し訳なさそうな切ない顔をしていた。「うん・・・」「名前、書いてなかったからじゃないかな? ○○ちゃんからって書いとったら ちゃんと受け取ったと思うよ!!」「そうかな・・・」「絶対そうよ!」「でも、もうあげられんし。○○ちゃん よかったら、それ食べてええよ。」情けない顔で教室に戻った。彼の顔を見る勇気もなかった。私からだと分かって拒否したのか。分からないまま受け取らなかったのか。なんの意味もないチョコレートだけ残された。名前を書けばよかったとか、こんなことならきちんと告白すればよかったとかスゴク思ったけどあの時の私は彼にチョコをあげる。それだけで精いっぱいだった。誰かが、あなたの事を想っているという事を知って欲しかったのかもしれない。でも今思えば、それも不気味な話かもしれないな。彼の事は、その後も2年間好きだった。想いは伝えられないまま中学時代が終わり、別々の高校へ。10年の恋は終わってしまった。二十歳を過ぎて同窓会で彼に出会ってもあの恋は、私には切なすぎて笑い話にも出来ない。あの頃、誰が好きだった?なんて軽口もきけない。今でも私の女心を刺激する大切な大切な終わらない恋のままだ。フラノデリスのバレンタイン ←参加中フラノデリスの通販サイトバレンタイン特集 フラノデリスの通販サイト バレンタイン特集
ぴこ☆ 2012-01-27 10:36:57 提供:株式会社ルノール
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