『ライフパレット』
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これほど医学が進歩しているのになんで「がん」という病気は治らないんだろう?
私の父も義父も「肺がん」で命を落としました。
入院するまであんなに元気だったのに…
そうです、父は会社にいて「なんか風邪気味だからクリニックへ行ってくる」と…
前日まで元気に仕事、ゴルフに頑張っていたのに。
クリニックへ行ったらDrに「肺炎の疑いがあるからこのまま入院して下さい」と言われました。
父は会社の社長でしたから「それは無理だから1日伸ばして欲しい」と頼みましたが、
Drからは「会社も大事でしょうけれど体の方がもっと大事ですよ」と諭され、即入院しました。
実は肺がんだったのです。
それもかなり進行していました。
母はDrから「もって3ヶ月でしょう」と宣告されたそうです。
勘の良い父でしたから本人に病気を悟られまいと周りは大変でした。
幸いにも本人は最後まで本当の病状には気付かなかったと思います。
それがせめてもの救いでしたが…
入院するまで体の頑丈だった父がみるみるうちに痩せていきました。
抗がん剤の為食事も喉を通らなくなって…
亡くなる1ヶ月前には本人が「どうしても家に帰りたい」と言うので、最後のわがままを
聞いてあげました。
雪が降りしきる日でした。
年からいって父は人生を全うしていましたので、色々楽しいことも沢山経験したでしょうが…
少し前にTVで観た「余命1ヶ月の花嫁」
これを観て涙が止まりませんでした。
父のこととダブって見えたこともありますが…
普通なら幸せの絶頂期にいるのに
この花嫁さんの千恵さんには先がないのです。あるとしたら「死」
この先は「死」しかないのにあえて結婚式をあげさせてあげたご家族、親戚の皆さん、
花婿さんをはじめそのご家族、親戚の皆さん…
どれほどか悩んだことでしょう。
正直私が花婿さんの母ならきっと止めていたかもしれません。
それをあえて花嫁衣裳を着せてあげた皆さん
これを観た時私は涙が止まりませんでした。
この千恵さんは「世界一幸福な花嫁さん」でもあり、「世界一不幸な花嫁さん」ですね。
でも、きっと彼女自身は「世界一幸福な花嫁さん」だと思っていると思います。
もし私が「がん」宣告されたなら、きっとただただ毎日泣いて暮らしたと思います。
この花嫁さんは偉いです。
前向きに、そして1日が24時間ではなくて48時間位充実した日々を過ごしたのだと思います。
今度生まれ変わったら、きっときっと健康な女性に生まれ変わってね
がんで亡くなられた周りの悲しむ人を一人でもなくすように
私達も「がん検診」を受けようではありませんか。
合掌
TBS系「余命1ヶ月の花嫁~千恵さんが残したもの~」放映から一ヶ月・・・
シロアムチャコ 2008-06-28 00:29:36 提供:株式会社メディエイド
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