余命一ヶ月の花嫁、見ました。
結婚という大きな人生の節目を前に
「がんに冒され余命１ヶ月」という過酷な現実
を受け入れなければならなかった主人公、千恵さんに
胸が張り裂けそうな思いでした。

もし私だったら？
主人公の方の様に周囲を気遣い、
明るく振舞う事は到底できなかっただろう。
襲ってくる痛みや苦しみに自暴自棄になり
むしろ、「なんで私ばかり」と
周囲に当たり散らす、
若しくは自分の殻に閉じこもってしまうかも。。。

「死ぬ前にしたい１０のこと」
という映画がありましたが
私の場合、目の前につきつけられた現実が受け入れられず
何もできないまま、恐怖に押しつぶされてしまいそうです

常に周囲に気遣い、笑顔を絶やさなかった
千恵さんですが、きっと目に見えない恐怖感や孤独感と
闘っていたんだと思います


美味しいものを食べて笑う
四季の花々を愛で、五感を駆使し体全体で春夏秋冬を感じる
朝陽を見て、生まれたての朝の空気を深呼吸する
何気ない事が可笑しくて、仲間と涙浮かべながら笑う


何気ない日常の中にこそ、幸せがちりばめられている。

そんな当たり前のようでいて、当たり前でないかけがえのない事、
皮肉かもしれないけど、この世に生きる素晴らしさを
千恵さんは自らの命を持って教えてくれたんだと思う。

周囲の人々に感謝しながら
謙虚な思いで日々生きていかなければ、と痛切に思いました。

お父様、仲間達、そして旦那様となった彼。
千恵さんの周りを取り囲む人々は
まるで千恵さんの温かい人柄を表すかのように
素敵な人たちばかりでした。

奥様もがんで失くされた、お父様の気持ちを察すると
胸が張り裂けそうでした。
大切な人を２人とも「がん」に奪われるなんて！
苦しんでいる姿をただ眺めている事しかできないなんて！！

親として、我が子を先に看取るなんていう事は
この世で起こるあらゆる事全てと引き換えても、最辛く悲しい出来事です
自分の身に置き換えるなんて想像を絶します。


最後に、千恵さんが最も強く語っていた
私達に残された言葉

「乳がんは本当に早く防ぐことが大事。
若い人こそ特に進行が早い。」


私達に出来る事、それは早期発見・予防です


千恵さんの遺志を形にするため
本の収益の一部を活用し
20・30代の方が格安で乳がん検診を受けられる

『余命一ヶ月の花嫁・乳がん検診キャラバン隊活動』
が各地で実施されています

*以下ＨＰより引用*

6月28日（土）・29日（日）・・・千葉県（幕張にて実施）
8月2日（土）・3日（日）・・・東京都（赤坂サカスにて実施）
8月31日（日）・・・栃木県宇都宮市（場所未定）
9月20日（土）・・・群馬県（場所未定）
茨城県でのキャラバンは10月以降に開催予定となります。
※申し込みはそれぞれ1ヶ月ほど前に当ホームページでご案内します。

詳しくはＨＰよりご覧下さい


大切な人の為に、今自分が出来る事は
やっぱり早期発見・早期治療。これに尽きると思います。


私はキャラバン隊には行く事ができませんが
今後、千恵さんの思いを胸に「乳がん検診」を行いたいと思います。



TBS系「余命1ヶ月の花嫁～千恵さんが残したもの～」放映から一ヶ月・・・

ASAMI 　 2008-06-24 23:23:46 提供：株式会社メディエイド