『ライフパレット』
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~~~☆~~~☆~~~☆~~~☆~~~☆~~~☆~~~☆・読んだ病気体験記の名前:『たっちゃんの肺がん闘病記』・病気体験記のURL http://lifepalette.jp/palette_book/show/44/75・読んだ部分のはじめの記事のタイトル:「頭が痛い。。。」・読んだ部分の終わりの記事のタイトル:「生前はお世話になりました。」~~~☆~~~☆~~~☆~~~☆~~~☆~~~☆~~~☆LifePaletteさんは、病気を通じた新たな出会いの場を提供しています。「病気体験記」をWebマガジンで紹介しているのですが私は今回、その中で、上記の作品を読ませていただきました。その感想を書きたいと思います。この体験記は、ご主人である「たっちゃん」の様子を奥様がたっちゃんに成り代わって書いています。奥様、、、と言っても、実際は入籍をしていなくて10年ほど事実婚状態で暮らしていた現代風のお二人なのですがたっちゃんの具合がよくなくて、病院に行ったら、即「末期の肺ガン」と宣告を受けます。事実婚の方がいいと思っていた彼女でしたが、いざ、役所で手続きなどをする際に「姓」が違うだけで何かと大変な思いをするため、病気をしたことで「入籍」することを決めました。それにしても、いきなり「末期ガン」の宣告を受けて本当にびっくりしたと思います。その辺は、サラリと書いているのが、ちょっと不思議な感じがしました。が、本当はいろいろな葛藤があったのだと文章には書かれていない、行間から感じ取ることが出来ました。後の方で書いていて分かりましたが、奥様は、実は最初から「余命3ヶ月、持って6ヶ月」と医師から告知を受けていたそうです。どれだけショックだったか、でも、ショックだけでは前に進めないので、その先どうしたらよいか、実に冷静に判断をして事を進めているのがすごいな~と思いました。いつも忙しそうにしている奥様が、実は陰でいろいろな支度をされていたことが分かり、頭が下がる思いがしました。私の夫は、ガンではなくて、重い心臓病を抱えています。おととしの9月に入院中に突然の発作で危篤状態に陥り、余命「0」、つまり、もう助からないと医師から首を振られました。あの時の、真っ暗な気持ち、側にいた看護師さんに支えられないと倒れてしまうところをした自分の状況と重なりながら読んでいました。いきなりの宣告というものは、どんなにズン!と心に来るか私もその気持ちは分かるつもりでいます。そんな状況の中で、セカンドオピニオンをしてくれる病院を探したりと、前向きに事を進めている奥様は何て強いのだろうと思いました。たっちゃんは、結局、延命治療を選択しないで、ホスピスに入ることを決めました。「痛い思いをして、ちょっとの延命をするよりも痛みを出来るだけ少なくして病気と共存すること。」私は、これもひとつの選択肢だと思っていますし、自分がもし、末期ガンだったら、同じ方法を取るのではないかな~と思いました。私の母は、若くして子宮ガンにかかり、延命治療をして苦しんで苦しんで亡くなりました。あの時の姿を見ているので、ホテルのような快適な環境のホスピスで、お酒も飲めて最期の時を自由に過ごせた方が幸せなのではないかなと感じました。人それぞれ環境や考え方が違うので一概には言えないですが今回のこの体験記を読んで、「ホスピス」のことが少し分かってよかったな~と思いました。この体験記には、どんな薬を飲んだか、どんな治療をしたか、ホスピスってどんな所かが書いてあって、参考になりました。また、会計収支なども細かく書いてあって、悲しみだけでなく実際には、これだけの金額がかかるんだということも現実問題の厳しさとして書いてあるのも参考になると思いました。そして、最後、 「ホスピスでの結婚式」を挙げることになり、周囲の方々の温かい協力などがあって、本当にステキな心温まる結婚式を挙げることが出来てよかったな~と選択は間違っていなかったな~と、しみじみとして読んでいました。ところどころにたっちゃんの写真が載っていますが最後の挨拶状の写真が一番カッコいいな~って思いました。奥様は、一見、淡々と綴っているように見えますが見えないところで、どんなに涙を流したか、どんなにつらい思いをしていたか、たっちゃんのつらい姿を見るに忍びなくて、「たっちゃんの病室の中ではなくて、たっちゃんの部屋のドアの見える所で、結婚式のお礼の品の手作り品を作っていた。」という一文で全てを感じ取ることが出来ました。闘病は、本人が一番つらいですけれどそれを支える家族が、いかに明るく平常心で接していられるか、その家族の努力も本当に大変なものだと思います。それを見事にやり遂げた、たっちゃんの奥様は素晴らしいと拍手を送りたい気持ちです。今は元気な方、今、実際に病気と闘っている方、それを支えている家族の方々、全ての方に是非一読していただきたい体験記だと思いました。たっちゃんの奥様は、日記形式で病気体験を綴っていますが、「病気体験を書く」ということは、その日、その日の状況や心のひだの部分を整理できながらいられるので、とても大事なことのような気がしました。ColoredDaysMagazine1月号特集は、”病気体験記を書くということ。”
まるみ 2009-02-01 22:00:03 提供:株式会社メディエイド
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