食品庫の整理をしていたらずいぶん前に購入した小豆島そうめんが出てきた。すっかり忘れていたのでなんだかちょっと得したキブンでもある。
って調子がいいなあ、ジツは何も喰うものがなくなってハラの足しになる素材を探していたのだよ。ただ“忘れていた”と云うことだけは事実なのであって、嬉しかったのは確かだ。
しかし三月とは言えこんな寒い時期にそうめんというのも酔狂なハナシなのであり滑稽以外の何物でもない。ところがちょっと逃げ道もあって、そのそうめんを温かいダシつゆでいただく『にうめん』という料理もあるのだな、表記は「煮麺」や「にゅうめん」などいろいろあるが、要はうどん麺のかわりにそうめんを使用したものなのである。
肝要なのはそうめんの風味とその白い肌を活かすために濃い色と味のダシつゆは避けるべきなのであって、それは関西風の淡口醤油あるいは白醤油を用いて仕上げたはんなり風味のつゆなのだ。
困ったことにジブンでソレを作るとなるとけっこータイヘンなのよ。淡口醤油など普段は使うことのない食材を準備しなくてはならないし、作り慣れていないからお味の塩梅も難しい。
そんなとき強力な助っ人がスタンバイしている。既製品の濃縮“白だし”ってやつで、各社からいろいろ出ているので片っ端からお試ししてみるのもよいが、今回使ったコレは愛媛県の伊予市の企業の製品なのであって、まんま瀬戸内ド真ん中、そーゆーお味の伝統が生きた商品なので全く心配せずに利用できるのよ。
以前に某CでPB販売されている白だしを購入したことがあったのだが、なんだか化学調味料臭くてお味も塩っ辛いばかりで魚介ダシの風味なんぞこれっぽっちも感じられないヘンテコさに呆れたものだった。
しかし今回はよい意味で裏切られた。まるで料亭でいただく上品な鰹ダシのように旨味・香り・色合い…どれをとっても一級の出来映えになっている。間違いなく安心して使えるものとしてオススメだ。
麺つゆにするだけじゃもったいないよなあ、もうじき竹の子も登場してくるだろうし煮物とか、茶碗蒸しや玉子焼など素材の色香りを活かした料理に活用したいのね。
◆マルトモ株式会社
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せっかく新芽を拡げて待っていたのにね
冷たい雨が氷のようになっていて、なんだかお気の毒
それでも春の雫か…
0:33PM, March 10. 2012.
Art-Foods 2012-03-11 05:40:04 提供:マルトモ株式会社
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1918年(大正7年)創業。かつお節やめんつゆ、だしの素、チルド商品など、素材にこだわった商品を作っています。
私たちが大事にしてきたこと、そしてこれからも大事にしていきたいことは、「心ふれあう味づくり」。食べた人に感動を与えられ、コミュニケーションのきっかけになるような商品をお届けしていきたいと思います。