バレンタイン百物語　バレンタインストーリーを大募集！

株式会社メリーチョコレートカムパニー
様からの企画


「私のバレンタイン物語」は？
って事なんだけど・・・




実は、あんまりなかったりする
小学校は、今ほどバレンタインが騒がれてる時期じゃなかったし、
高校は女子高（一応好きな人はいたけど）、
大人になってからのバレンタインなんて、義理ばっかでしょ～







唯一のバレンタイの思い出が１つ。
唯一が、苦～～いものなんだけどね






中学の時・・・




違う学校の男の子。
私は少し遠い所にある塾に行ってたの。
そこに来てた男の子






足が長くて、背が高い。
鼻すじが通って、切れ長の綺麗な目。
いつも、洗い立ての白いシャツ・・・
同じ中学の子供じみてる男子とは違う、大人びた感じ漂う子






塾は自由席




その子の定位置は、後ろから2番目の中央。
私は、前から2番目の右側。







自由席なんだから、その子の後ろに座れるんだけど・・・
・・・・・・勇気がない







いつも、教室の後ろにある時計を見るフリして後ろを振り返る。
勉強も出来る彼は、いつも熱心に問題を解いている。
私が振り返ってるなんて気づきもしない。







中3のバレンタイン。
もうすぐお別れなんだよね・・・。
思い切って、チョコを渡そうと決心した。






塾が終わって帰り・・・
自転車置き場で彼を発見・・・
どきどき・・・どきどき・・・どきどき・・・




勇気を出して
「これ、チョコレートぉぉぉ・・・・」
かぼそい声で、差し出した・・・・














が・・・∑(－x－;)!!















「いらん」・・・・・・
そして、
彼は自転車を駐輪場からそそくさと出して、走り去って行った
















「いらん」・・・
「いらん」・・・
「いらん」・・・
「いらん」・・・
「いらん」・・・
「い・・・ら・・・ん・・・」・・・
「･･･････・・・・・・・・・・・・・・・」
















彼は「いらんという言葉だけを残して・・・・






駐輪場に取り残される私・・・・
固まってます・・・・
しかも、チョコ差し出した片手はそのまま・・・
ぴゅぅぅぅぅ～～冬の風が冷たく吹き抜けるぅぅぅ(Ｔ▽Ｔ;)








友達から後からやって来て
「どうやった？」と・・・




でも、私は
「いらんって・・・いらんって・・・」
と彼の言葉を繰り返すだけ・・・





































かっちょ悪ぅぅぅぅぅ(＝◇＝;)
ホント、かっちょ悪いバレンタインの思い出ですわ

















バレンタインにメリーのチョコレート

まぁたろ～♀ 　 2008-12-19 16:57:38 提供：株式会社メリーチョコレートカムパニー