何より暖かいものは
[2008-03-23 19:06:41][
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体温があがる瞬間
心が温かくなる瞬間
先日そんな暖かさにまた包まれました
4才になる息子は3才の時点でアスペルガーと診断されました
言葉が遅く、二歳半の段階で、二語【ママいない】とかが出ない子でした
でも何とか3才検診で三語に手が届き
幼稚園での一年が終わろうとしています
そんな彼が【おばあちゃんに電話したい】といいだしたました
突拍子もなく話も飛ぶのが現状ですが
今実家では13年生きてるワンコが年と病気とで大変な中
孫からの電話が一滴の癒しになればと、長距離電話のコールを鳴らしました
たどたどしくも続く会話
微笑ましく眺めてると
【あのね新しいおうちね二階だよ】
【そうなんだ】
【おじいちゃんにはねエレベーターがあるからねそっちを使うといいんだよ】
【】
【俺ね、ボタン押したげるから】
電話にむかって胸を張る姿は4才ながら頼もしくうつりました
電話を母に代わると開口一番言われたのは
【くんは優しくて頼もしい子に育ってるねぇ】
【そやね】
【おじいちゃんにはエレベーターがあるからだって】
【うん聞いてた】
【おじいちゃん足悪いのちゃんとわかってるんだね】
【うん】
【やさしいキモチはこういうのがやさしいキモチだよって教えて育つもんじゃないんだよねkotohaが優しくしてるからそう育ってるんだよね】
私の中になんともいえないキモチが湧き上がりました
何もかも必死で過ごした毎日
母とも色々あった確執
勿論ゼロになんてなってはいないけれど、それも少し解けたようなキモチになりました
【人を思いやれるそれは大切なことですよ】
いつかカウンセラーの先生にも言われた言葉がよぎりました
旦那様は【やさしいキモチなんて本人が傷つくだけでいらない】
そんな言葉も吐いたこともありました
でも、私は一番の彼の力になってくれたらと願っています
ワンコをこよなく愛している息子
【今度ねムーちゃんにあったらいいこいいこしてあげるっていってね】
そう結んだ息子の言葉
【夜も痛がって泣くときがあって寝不足でひどかったんだけど元気が出たよ】
母はそういって電話を切りました
遠距離電話は大変だから
また後でね
そんな風にいって電話をしなかったらこんな時間はなかったでしょう
強烈な光ではなく、ひだまりのような暖かさを感じる言葉に心にあたたかいものが伝わりました
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