チルチル・メチルさんのプロフィール

愛があれば、年の差なんてとは言うけれど いや、、ホントに彼女の場合、そうでした！  リョコさん（仮称）は彼より１０歳も年上で、おまけにバツイチ、三人の連れ子ありの３点セット ついでに彼の実家は由緒ある島根の名家です 当然、彼の親御さんは、「そんな結婚は、絶対許さん！！」　　いや、別にあんたが結婚するわけじゃないんだし と言うわけにもいきません  田舎の旧家です『しきたり』も厳しいりっぱなお家です 「家も財産もいらん！」 　　　えらい！用意されたお見合いの話を蹴って、彼は島根の家へは帰りませんでした   リョコさんと、 ３人の連れ子と、 次に生まれる新しい生命、ふたりの子、ケンジ君（仮称）を宿して、大阪の地に居座りました  １２年目のプロポーズ、それはドラマの話ではありません私の、とても大切な友人　リョコさんのお話です それから１１年、私がリョコさんと最初に出会ったのは、単に　うちの店に来たお客さんでした  もう、最初から意気投合してリョコさんが私の主人（参照「ジギルとハイド」）と大ゲンカしてからは、   もっと意気投合しました！ この頃、うちの主人 はもう最悪で、ほとんどアル中状態でしたし  それ以来、うちの子がまるで５番目の弟のようにリョコさんの家に居ついて、保育園児がまともに小４のケンジ君と張り合うもんだから、ゲームしてはしょっちゅうケンカ 「ゲームごときでケンカすんな！」１番上のショウタ兄ちゃんに一喝されて、シュンとしてそして、また一緒に遊びます   「ケンジねクローン病なんよ」　え？？  何それ？　クレヨンしんちゃんなら知っているが    クローン病はやっかいな腸炎で、今のところ完治の見込みはありません栄養管理に気をつけて日常生活はできるけど、悪化すると突然手術という事もある、油断できない病気です   でも、幸と不幸は紙一重で、 兄妹みんな、ケンジ君が大好きで、小さな頃から親代わりで面倒看てきています小さなマンションでコンパクトに暮らす５人の家族の家庭は、いつもにぎやかで、 そこへうちの子が混じって、もうボリューム目いっぱいです   「ちらかってるからねー、うち　見て見ないフリだよー」  リョコさんと一緒に飲みに行って、私もそのままリョコさん家にお邪魔 「メシは食べんと死ぬけど、掃除はせんでも死なん！」  続きを見る ['close']