ピーチじゃんさんのプロフィール

ワコールの「パンツの日」 パンツが語る、パンツのショートストーリーあなたも書いてみませんか？ と、誘われて、なんだか面白そうなので、書いてみました ショートストーリーになっているのか気になりますが、 こんなもんだ私の文章は！ってことで、お暇ならお付き合いください（笑） 【ワコール】パンツが語る、パンツ小説『私はパンツ』大募集！ #パンツの日　←参加中 ﾟ･｡｡･ﾟﾟ･｡｡･ﾟ ﾟ･｡｡･ﾟﾟ･｡｡･ﾟ ﾟ･｡｡･ﾟﾟ･｡｡･ﾟ 私はパンツ この家のご主人が、奥様に送った誕生日プレゼントである 少しミステリアスなブルーの色同じブルーと白のレース清楚な装いの中、ピンクのリボンがかわいらしいパンツだと、誇らしげに思っていたの ところが、ご主人様の好みで選ばれたようで、奥様は私を見るなり「無理！」のひと言よく見もせずに、私はタンスの奥に追いやられた タンスの中で、何がいけなかったのかと見回すと、清楚な白、ピーチ色など淡くて暖かい色が多いブルーも見かけたけど、とても淡くて私とは大違いしかもシンプルなものが多く、私のようなレースがたくさん使われているものは少なかった そんな奥様だが、時々、タンスから私を連れだすことがあった でも、決して出番が来たわけではない 気になるのか、じっと見つめるだけ 前から、後ろからと、時にはレースに触れたり、裏側の生地を確かめたりウエストの部分を伸ばしてみたり そうして、見つめた後は、やさしくたたんでまたタンスへ戻すのである 何が気になるのか？ 何が気に入らないのか？ 結局私は、一度も出番がないまま新しい年を迎えた そんなある夜のこと、変化があった 奥様が私を手にされた しかし、いつものように眺めただけでそのままタンスへと戻したのだ だが、私は気になった 奥様がとても思いつめた顔をしていたのだ 何があったの？ 何を思っているの？ そんなことがあったことも忘れるほど後になって、奥様がとうとう私を連れだした 何か決意したように、強い表情で私を旅行バッグにしまいこんだ ご主人と二人旅 旅の最終日、海の見える素敵な部屋で、ご主人と二人 夕日が沈んでいくなか、ラナイでお二人はアルコールを楽しんでいた 自然にご主人が奥様の肩に手をまわし、寄り添っていた ご主人とケンカした訳ではないのね 私はご主人と出会って、奥様を知ってから、タンスの中にいた日々が長かったから知らなかったけど、お二人はとても愛し合っている そして、この特別な日のために、奥様は私を選んでくれた ご主人が選んだ私を選んでくれたように ご主人は知っていたんだわ 奥様も知っていたんだわ 私は前から見たら普通のパンツだけど、後ろは総レース 奥様の色白のキュッとしまった小さなお尻が透けて見える 一見清楚に見えても、実はとてもセクシーな一面 それは私と奥様の共通点 ご主人はしっかり奥様を抱きしめて離さない 私はやさしくされた後、ひとり淋しく放り出される ああ、結局私なんてどうでもいいのね 今日は我慢するわ 二人の邪魔はしたくないから この日を境に、もっと私に出番があるなら、我慢だってできる そうよ、この旅の思い出とともに…すぐに出番はやってくる そう私は信じてる ﾟ･｡｡･ﾟﾟ･｡｡･ﾟ ﾟ･｡｡･ﾟﾟ･｡｡･ﾟ ﾟ･｡｡･ﾟﾟ･｡｡･ﾟ WACOAL BODY BOOK版 スペシャルストーリー「私はパンツ」はこちら うわ　パンツ、ヤベえ（笑） 続きを見る ['close']