松永和紀『メディア・バイアス あやし…
[2010-12-09 09:53:58][
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妊娠したときから色んなことが気になってきました
携帯や電子レンジの電磁波って大丈夫?インスタントラーメンを食べて大丈夫?
子供の離乳食が始まって、最近また食の安全が気になってきました
そんななか、松永和紀さんの『メディアバイアス』(光文社新書)を読みました
納豆ダイエットがウソだとわかってあるあるが放送されなくなった、その頃に書かれた本です
マスコミは答えありきの実験で、ニセの健康情報を流したり、なんでもかんでも警鐘を鳴らしてセンセーショナルな報道をしたがるけれど、それらに踊らされる愚かさを指摘しています
なかでもショックを受けたのは、オーガニックが体に良いという保証はどこにもないということでした
劣悪ともいえるオーガニック育ちのリンゴは生き抜くために特別な防御物質を作るため、適度な農薬に保護されてスクスク育ったリンゴよりも、アレルゲンが多いという研究結果もあるそうです
また、オーガニック栽培に使われる堆肥が十分成熟していなかった場合、作物が大腸菌で汚染されることもあるそうです
また、コンビニなどで最近、合成保存料無添加という表示をよく見かけますが、これはよく効くソルビン酸という添加物を使わないかわりにグリシンや酢酸ナトリウムを変わりに使っており、そのために食品が傷みやすくなり廃棄物が増えたり、効きが悪いので大量に使って味が悪くなったりもしているそうです
有機、無添加、これらを盲信するのも問題がありそうです
でも、科学的知識がないのに自分で判断することもできない
松永さんのおすすめは畝山智香子さんのブログです→これ
企業のいいなりにならず、かといって、恐怖をあおるトンデモ本のいいなりにもならず
ものごとを単純化せず、自ら判断できる賢い消費者になるのは難しいです
食品だけでなく、化粧品についても同じです
ああ、もっと理系リテラシーが欲しい
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