ハンバーグといえば
[2011-06-01 12:22:54][
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ファミレス
私の年代の方は、
ちょうどファミリーレストランが立ち始めたころに
幼少期を迎えているはず
今のようにまだチェーン店が世を席巻しているわけではなく、
私の家の近くで言えば、
地元の人しか知らないファミレス「もくば」と「だっち」、それに「トレビ」、
この3店舗しか選択肢はありませんでした
それでも、
レストランというだけあって、
小学生の私にとってそこで食べることは一大事件
(ちびまるこちゃんのはしゃく姿を想像していただければそれが私)
「もくば」と「だっち」は似たような感じで
うちの家族も年に数回行っていたような気がします
しかし「トレビ」は、ドアが薄茶色で
往年の純喫茶を思わせる内装、
子供の私にはとても敷居が高く思われるお店でした
「あそこは、きっと大人の集う店だ」
そう信じて疑わなかった私に、
「今日は一緒に夕ご飯食べよう」
と誘ってくれたゆきちゃんとゆきちゃんパパ、
3人で行ったところが「トレビ」でした
初めて足を踏み入れて持った感想はやっぱり「大人の店」
でも、あのハンバーグステーキの味は忘れられません
東北出身の母が繰り出すおかずは、
おいしいことはもちろんなのだけども、
煮物、魚、煮物、魚、煮物………
カタカナで表記するようなハイカラなメニューは
登場しませんでした
だから私のハンバーグの思い出といえば
イコールファミレス
なかでも「トレビ」のハンバーグは他の2店舗とは違う、
なにやら大人の味があったのでした
そのあと、
お向かいに住んでいたゆきちゃんとは、
いろいろしこりを作ったまま
彼女が引っ越していくという
切ない幕切れとなってしまったため、
彼女のことを思うとなにやら悲しく、
そのせいか
とてもおいしかった『トレビ』のハンバーグステーキの思い出も、
悲しい気持ちと一緒に思い出されるのです
あれから30年以上たって、
その3つのファミレスはすべてなくなってしまい、
「トレビ」と言って思い出せる人も
少なくなってしまいました
娘二人の母となった私は、
今では自分でもまがりなりにハンバーグを作ります
でも、改めて「わたしにとってのハンバーグ」というと、
あの薄暗い「トレビ」で食べたハンバーグステーキ、
そしてゆきちゃんなのです
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