『小5の出会い』
[2012-04-01 15:03:09]
私が子どもの頃にあった『運命の出会い』と言って、まず思い出すのは、小学5年生の4月
新学期が始まる始業式の日のことが挙げられます
その日はクラス替えがあり、みんな期待と興奮でざわざわするなか、私もワクワクする気持ちを抑えながら、席につきました
ほどなくして、同じクラスになる男の子に優しく声をかけながら教室に入ってきた女の子に釘付け
小学3年生の3学期に転校してきた私は、一学年に5クラスあったので、まだその女の子の存在を知らなかったのです
同性の私から見ても明らかにかわいい
しかも、親切で優しい
この子と仲良くなりたい
絶対に友達になりたい
そう思った瞬間でした
それでもすぐに声をかけることもできず1ヶ月が経った頃、市内で一番大きなお祭りがあり、友達と3人で行くことに
お祭りを存分に楽しんだ帰りの電車で、偶然にも同じく友達3人でお祭りに行っていた彼女に出会いました
当然ながら、駆け寄って6人でおしゃべりが始まります
そこで一気に打ち解けて、6人で遊ぶ機会も増え、仲良くなりました
私としてはとても嬉しかったはずなのですが、あまりにも自然な流れだったからか、どの友達とも変わらない自然な仲の良さでした
小学6年生になるとクラスも離れて、会えば話す程度に
中学1年生で再び同じクラスになり、また仲良くみんなと一年を過ごしましたが、その後の二年間はまた別のクラスになりました
また、廊下や教室で会えば話す感じの日々でした
やはり学生の頃は、お互い同じクラスの友達と過ごす時間のほうが長いから、そちらが自然と優先されていくのは当然のことです
そして、中学校卒業
高校は別々だったので、その間のやりとりは年賀状くらいで、ほとんど会うこともなく、連絡すら取っていませんでした
高校卒業後、私は地元を離れ大学生に
彼女は一足先に社会人になりました
私が帰省した際にふとしたきっかけで会うことになり、また会う機会が増えました
帰省のたびに車を出してくれて、彼女の運転で色々なところにドライブに連れて行ってくれました
私は彼女に甘えっぱなしで毎回楽しませてもらいました
お互いの恋愛話をして、時には泣いたことも良い思い出です
私が大学を卒業して社会人になり、地元に帰ってきてからはお互い忙しく、なかなか会う機会がありませんでしたが、会ったときには学生のときのままな感じでふざけあったり、熱く語ったりしていました
私が結婚することになり、結婚式には受付のお手伝いをしてくれ、子どもが生まれたらお祝いに来てくれました
育児に追われてますます会えなくなりましたが、そのぶん最近は電話で話すようになりました
ついつい長話になってしまいますが、それも気分転換になり、楽しい時間です
彼女が私を頼ってくれるのも嬉しいし、バカ言い合えるのも楽しいのです
何より彼女といるのは心地良いのです
私が大学生の頃、彼女が恋愛に悩んでいたときに、熱くなって思わず、「私は小5の頃から可愛くて優しくて素敵だと思っていた」、「絶対仲良くなりたいって思っていた」、「まさに一目惚れ!惚れてたんだよそんな素敵な女性なんだよ」、と言ったことがあります
彼女は笑ってくれたけど、それ以来、ことあるごとに告白まがいなことをして、彼女と笑いあっています
学生の頃の友達って、会った瞬間、喋った瞬間、その当時の気持ちになれるからいいですよね
不思議な感覚です
彼女は私のかけがえのない友達の1人です
彼女と出会ったことで私はいろいろな考え方を学ぶことができ、いろいろな感情を持つことができました
また、一緒にいろいろなところに行くことで、様々な経験をすることもできました
彼女のおかげでお互い成長できたと思います
彼女と出会えて本当に良かったと思います
この縁に感謝です
一生大事にしたい大切な大切な友達です
出会ったのは小5、あれからもう18年が経ちます
私にとっての『運命の出会い』
こちらで改めて思い出させていただくことで、しみじみと懐かしさや不思議な感覚まで感じさせていただくことができ、良い機会となりました
ありがとうございました
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