金環日食
[2012-05-09 19:00:00][
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5月21日(月)は太陽が光のリングのようになる「金環日食」が、日本の広い範囲で見られる日今回は、歴史的にも大変珍しいこの天文ショーを楽しむための基礎知識や、正しく観測するために準備しておきたいものなどについてご紹介しますそもそも金環日食とは?日食とは、月が太陽の前を通るため、地球から見ると月によって太陽が隠されてしまう現象のことです日食は、太陽の隠れ方によっていくつか種類があります月の外側に太陽がわずかにはみだし、その名の通り“ゴールドリング”のように見える日食を「金環日食」と呼びます軌道の関係で、太陽が地球から遠く、月より小さく見える場合に重なるときは、太陽がすっぽりと月に隠れてしまう「皆既日食」となります月と太陽がぴったり重なっている状態を見られるのは、地球上でもごく狭い範囲に限られるため、金環日食や皆既日食が見られるのは、とても貴重な機会なのです5月21日の金環日食が見られる地域は当日は、多くの地域で「金環日食」が見られます具体的には、九州、四国、近畿、中部地方にかけての南部(太平洋側)、および関東地方が金環日食を見られる範囲に入り、それ以外の地域でも太陽が部分的に隠れる「部分日食」を観測することができます日本で金環日食が見られるのは、1987年9月に沖縄本島で観測して以来なので、今回は25年ぶり本州に限っては、実に129年ぶりだそうです次に見られるのは18年後の2030年6月ですが、これは北海道のみ今回のように多くの人にチャンスが訪れるのは、本当に奇跡的なことなのです金環日食が見られる時間は金環日食が見られる時間帯やその長さは、各地域によって異なります国立天文台の発表によると、見られるのは朝の時間帯東京では7時31分ごろ、静岡では7時29分ごろ、京都は7時30分ごろ、高知は7時25分ごろ、鹿児島では7時20分ごろからそれぞれ始まりますが、同じ県でも場所によって差があります国立天文台のホームページでは、詳しいエリアごとの金環日食の時間を調べることができるので、事前に確認しておくと安心ですまた、自分がいる場所では、太陽がどの位置にくるかチェックしておくのも大切ですせっかく準備したのに、建物に隠れて見えなかった!ということがないようにしたいですね金環日食の観測方法金環日食は太陽を見ることになるので、目を傷めないよう注意が必要です安全に楽しむためには、必ず日食専用グラスや遮光板を使いましょう絶対にやってはいけないのが、肉眼でそのまま日食を見ることですたとえ日食で隠されていても、太陽の光や熱は非常に強く、目の網膜を傷つけるので失明する危険性がありますサングラスや半透明の下敷きなどを使うのもNG濃い色のサングラスであっても、太陽を直接見るには光の遮断が十分でなく、目に有害な光を通してしまいますまた、光を1点に集めてしまう望遠鏡や双眼鏡などは、日食専用グラスとの併用でも、絶対に使用禁止です現在、金環日食に向けて、さまざまな種類の日食専用グラスが販売されていますこれらをしっかりと目に当てて、安全な観測を心がけましょう金環日食は、一生に一度見られるかどうかという、とても貴重な天体現象月曜日の朝ということで、出勤や通学時間に該当する方も多いと思いますが、ぜひ余裕をもって準備をし、壮大な宇宙のロマンを感じてみたいですね国立天文台 2012年5月21日 金環日食http//naojcampmtknaoacjp/phenomena/20120521/サプリ米と考えよう!元気な食卓アンケートVol28お父さんの好きなメニュー
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