限界に挑む年収300万円世帯の節約術
[2012-11-29 16:11:42][
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限界に挑む年収300万円世帯の節約術 一見、華やかそうなアッパーミドルの生活であるが、内情は火の車というのが実態だ実はいま私たちが真に学ぶべき生活設計の知恵は、ロウアーミドルの生活のなかにある 注目したいのが、手取り年収300万500万円前後のロウアーミドル(中位低所得者層)の“スーパー節約術”である手取り年収がわずか400万円なのにもかかわらず、毎年着実に200万円も貯蓄している夫婦が何組もいたりする たとえば30代で子供が1人というケースでは、月の生活費が約13万円に住宅ローンの返済が約4万円確かに200万円近く貯蓄に回せる計算である ちなみに食費は2万3万円程度3000万円の物件の購入で組んだ住宅ローンも、貯蓄から1500万円ほど頭金に回しているので、余裕を持って返済できる金額に収まっている 毎月40万円も生活費にあてているプチ高所得者とはまさに大違い「これだけの支出でよく生活していけますねどう節約の技術の限界にチャレンジしているのですか」と称賛の意味を込めて尋ねた すると「これで支出が少ないって一体どういうことでしょうもっと切り詰められないかと思って相談にきたのに……」と切り返され、たじろいでしまったことがある そんな彼らの食費の面での節約術から見ていくと、レシピの工夫や改善がすごいたとえばロールキャベツの具材ですぐ思い浮かぶのは牛肉や豚肉しかし、彼らは肉の代わりにもやしを使う もやしの値段は100グラム当たり16円程度で、肉と比べたら10分の1以下それにもやしには、たんぱく質、カロチン、ビタミンCなどの栄養素がバランスよく含まれているうえに、カロリーが低いだから家計にも健康にも優しい 実は面白いことに、このもやしの1世帯当たりの購入量が増えているのだ図4に見るように09年は05年と比べて22.3%増の6.74キログラム確かに価格が安値で安定していることも手に取りやすくさせているのだろう さらに栄養豊富で安価な果物の代表がバナナであるが、やはりこちらも同22.9%増の23.0キログラムへ急増している「もやし消費」「バナナ消費」を志向する賢い節約家族が増えていることを示すデータと捉えられそうだ また、大根を買うときは葉っぱを切り落とさずに、まるごと1本買ってくる葉っぱはお浸しにして、硬い青首のところは大根おろしにするまた、残りは皮を剥いておでんなどの煮込みの具として使う ここまではどの家庭でも行っているところが彼らは、剥いて残っていた皮をニンジンなどと炒めてキンピラ風にしたりして食べ切ってしまう「皮には実の部分よりもビタミンCが多く含まれています捨てたらもったいないでしょう」と当たり前のように話す 次は食材の買い出しであるが、あらかじめ買い物リストを作っておくのは常識しかし、ある節約長者の主婦はリストを紙に書き出さない余白があれば、つい余計なものまでリストアップしてしまう恐れがあるからだではどうするかというと、手の甲、それも親指と人差し指の間のわずかなスペースに書いていく他人に気づかれて恥ずかしい思いをしたくないという気持ちも働いて「3、4品、書くのがやっと」であるそうだ そうしたストイックな姿勢は買い物の現場にも顕著に表れる子供はなるべく一緒に連れていかない「このお菓子がほしい」となるのが目に見えているからである また、スーパーにあるカートは利用しない手にカゴを持って買い物をしていると次第に重くなり、「決めたものだけ買って、早くレジを済まそう」と自制心が働くようになるのだ、というから頭が下がる もし、あなたが「牛乳はスーパーの安売りで買うのが1番お得」と信じていたら、それはもはや時代遅れの節約術だいまや意外なところで意外なものが安売りされている時代その最たる例がドラッグストアでの牛乳の安売りである ドラッグストアからすれば、大幅赤字を覚悟でスーパーより安い値段で牛乳を売っても、主力商品である化粧品や薬をついで買いしてくれれば、十分に元が取れるもちろん賢い主婦は牛乳の“1点買い”で店を後にする そうした超安売り商品の情報に敏感になるために「底値帳」なるデータ集を手作りしている節約長者もいる「何月何日の何時に、どのお店で、どの商品がいくらで売っていたか」を一覧表にしていくそうしていると次第に「どの店で、いつ底値で売り出すか予想できるようになる」という 投資家が為替や株価のチャートを自分でつけて相場観を養うのと同じように、買い物の“底値感”を体に覚えこませるトレーニングにつながっているのかもしれない 一方、衣料品の購入はどうかというと、「いまやユニクロは贅沢しまむらで買え」というのが節約上手のロウアーミドルの合言葉さすがに体面を考えて主人の普段着はユニクロにすることもあるが、妻や子供の分はしまむらで済ませる 何せ婦人ワンピースが1470円、シャツやスカートなど子供用の服の8点セットが2000円という破格の値段で売られているのだからなお、主人のスーツは5000円で買える西友のセットアップスーツなどが常識化しつつある(※ こう話していくと何だか爪に火を灯すような、ちまちました息苦しい生活を送っているかのように思ってしまう人もいるだろうしかし、節約上手なロウアーミドルであればあるほど、「お金が大切」なことは当たり前であって、口に出すことはほとんどないむしろ家のなかには潤いが感じられ、家族仲良く楽しそうに生活をしているものなのだ たとえば、いまや1部屋に1台がほぼ当たり前のテレビであるが、彼らの家にはリビングに1台あるだけのことが多い週末の夜は家族全員が集まって、同じ番組やDVDなどを見て楽しむそうすれば、リビング以外の部屋の光熱費はかからないそれに番組の感想などをきっかけにして、子供が何を考え、どのようなことに興味を持っているのかがわかり、親子間のコミュニケーションをスムーズに保つことだってできる 休日の過ごし方だが、大混雑のレジャーランドへ行き、親子4人で2万円ほどのチケットを買ったものの、アトラクションに乗るのに2、3時間待ちはザラで、結局乗れたのは3つ、4つだけというような愚策は、彼らの選択肢のなかには初めから存在しないではどうするかというと、近くの公園に手作りのお弁当を持ってピクニックがてら出かけるのだ もちろん公園だから入場料など一切かからない豪快なアトラクションはない代わりに、サッカーボールを思いっ切り蹴ることのできる広場があるちょっとした遊び道具を用意しておくだけで、体をフルに動かしながら親子で楽しい時間を過ごせる ことほどさように、彼らはものやお金に頼らなくても、楽しい時間を過ごせる術を熟知しているもちろん、同じことが個人的な趣味にも活かされている ゴルフといえば、一昔前まで社用族のものというイメージが強かったしかし、バブル経済が弾けてからゴルフ離れが著しく、ゴルフ用品がだぶつき、格安の値段で売られている 前からゴルフに興味を持っていた私の知人はこれをチャンスと考え、ドライバーを除いたバッグ付きのフルセットをわずか2万円で買って練習を始めた近々、念願のコースデビューを果たすそうだが、「インターネットの“早割り予約”を利用して土日でも5000円以下のコースを選ぶつもりだよ」とさも楽しそうに話す ここで思い出されるのが、イギリス人の労働者階級のライフスタイルであるかつて7つの海を支配した大英帝国であるが、「揺りかごから墓場まで」に象徴される高福祉政策の反動による財政破綻などによって1970年代以降、「イギリス病」と呼ばれる深刻な不景気に悩まされる20%以上の失業率が続き、まさに職にありつければ御の字の状況であったのだ しかし、彼らの生活が不幸のどん底かというと、そうではない「ビデオナイト」を設定して、お酒や料理を友人の家に持ち寄り、ビデオ鑑賞をしながら皆で楽しんでいるまた、休日になると「ピクニックバンパー」という大きなバスケットに、残り物のゆで野菜やパン、ソーセージを詰めこんでピクニックに出かける日本の節約上手のロウアーミドルが実践していることを、彼らは40年以上も前から行っていたのだ 「We were poor but we were happy」 ワーキングクラスの人が過去を振り返るときの常套句だそうであるその訳はずばり「私たちは貧乏だったが、幸せだった」日本には「武士は食わねど高楊枝」という言葉があるが、そんな片意地をはらずとも、お金がないなら、ないなりに日々の生活を楽しむ方法を学ぶ時代が到来しているような気がする先ずは、パートナーとの意識を同じにする必要がある自分がしまむらで買ったって、パートナーがブランドじゃなきゃイヤだ!と言ったら、たちまちこの法則はなりたたなくなってしまうお金が出ていかない暮らしができれば本当に素晴らしいことだと思うが少しだけ、実践してみようかなとりあえず、昨日買いすぎた野菜が沢山残っているから、我が家では今日もお鍋www第10弾!らくらくワックスがけ【蜜ロウ ミストdeワックス】サンプル50名様に!
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