どうしようもなくほの暗い気持ちにさせ…
[2012-07-03 10:49:24][
ブログ記事へ]
私は東野圭吾さんの大ファンで作品も全て読んでいます東野圭吾さんの面白いランキングはないかと思い株式会社エモーチオさんが運営している新感覚ランキングサイト「bestmania」にアクセスしてみました下のがサイトのアドレスです wwwbestmaniacom 「本漫画」「音楽」「映画DVD」「ゲーム」の4つの中から好きなものを選んで探せますし直接、検索したい単語を入れて検索することも可能なので自分のお気に入りのランキングが見つかると思います世界に1つしかないオリジナルのランキングを作る事も可能なので時間がある時に作ってみようと思います人の心にササるをテーマにされているサイトです東野圭吾さんで探してみたらどうしようもなくほの暗い気持ちにさせられる、でもそこがいい東野圭吾作品Best3!http//wwwbestmaniacom/best3/16940585341968054389/というランキングを見つけました1位 白夜行東野作品の中でも、圧倒的な力で読者を引き込み、試し、疲れさせるこんな作品は初めてで、魂が震える思いで必死に読み続けました間違いなく、私の中では最高傑作です物語の舞台が、昭和40年代雪穂や亮司は、私とほぼ同い年です貧しいながらも、人々の活気に溢れ、何となく煤けた町や駆け回って遊んだ頃を思い出しました遊び道具はあまりなくても、周りの大人たちの温かさがあったように思いますしかし、主人公たちの生活は、あまりにも荒んでいる「愛情」などという言葉の欠片も感じられない周りの大人たちも何処かがおかしいこの不気味さは?と読み進めると形容しがたい恐ろしさが、否応無しに襲ってくるのです作者が、肝心な部分は読者の想像に任せて、決して主人公の気持ちを言葉では表さないという手法は、正に圧巻でした雪穂は、端から見れば、成功の階段をどんどん上がって行きますしかし、どこまで行っても「過去」がついてくるそれは、彼女の常軌を逸した警戒心から感じ取ることができました2位 容疑者Xの献身ご存知、湯川(大学助教授、物理学者)、草薙(刑事)の名コンビシリーズ「探偵ガリレオ」「予知夢」等で東野作品でおなじみのファンにはなじみの深い二人ですねこの二人のシリーズという事で、またまた妖しげで不可思議なトリックかなと思っていたら、まったくとんでもなく予想を裏切られます本書にはそんな小手先(決して他作のトリックが面白くないわけではありません念のため)のトリックは存在しませんそれを上回る驚くべき理論で構築された至上の推理トリックが本書には仕掛けられていますこの真相にいたったときには、私は鳥肌物でした物語りも湯川、草薙、と過去の作品には無いくらいに人物描写が書き込まれており感情移入が大幅にアップ容疑者が、友達であり好敵手でもあった数学学者とのことで思い悩む湯川にいままでの印象とはまったく違う一面を見れ、ただの推理ドラマではない、人間ドラマも織り込まれているという、まさにシリーズ最高の面白さだと思います驚かされる作品が多い東野さんの作品ですが、この作品も大いに驚嘆させられましたとてつもない才能の持ち主だとおもいます3位 手紙弟の学費のため、強盗殺人を犯した兄刑務所から月に1度、弟直樹のもとへ手紙が届く直樹は、進学、恋愛、就職等ことあるごとに強盗殺人犯の弟のレッテルがつきまとう到底、兄の手紙など、煩わしい過去を思い起こさせる材料に過ぎない幾多の困難を乗り越え、やがて直樹は犯罪者の弟であることを無理脱ぐことをやめて、いきようとしただが、堂々としていることが果たして本当に潔いのか愛する家族を守れるのか―葛藤の末、直樹はある選択をする全てを悟った兄と弟の思惟が複雑に交錯し、また直樹を支え続けたひたむきな妻の優しい心に感動する犯罪者の家族が負う辛苦を痛烈に描き、犯罪者が背負うべき罪は、被害者への贖罪で終わらないことがよく分かります著者は本書の中で、殺人の最大の悪は被害者の人生を奪うのは勿論のこと、人との繋がりを強引に絶ってしまうことを教えています物語もさることながら、殺人行為は、自死であるとともに「社会性」の死という事実を顕然と示しており、犯罪の側面を見るにも恰好の良書でありますこのランキングは 107ササッた!でササッた!認定されていますhttp//moniplajp/bl_rd/iid1153565144ff1231ca0511/m4ff2470beb1cb/k0/s0/
続きを見る
['close']