最近はイオンモールやアピタでもサロン専売品のヘアアイテムなどを見かけるようになりました。 ただし、それはあくまでも「ヘアサロン」扱いの品。 「ネイルサロン」の専売品はまだまだ扱っているところはレアだし、ましてや「エステサロン」専売品は美容卸でしか見かけないのが現実です。 そんなエステサロンの専売品として ずっと長く愛されてきた「ナチュラルコレクション」の「シャワージェル」が一般向けにリリースされるという情報をGET! 早速お試ししました。 シャワージェルという名称ですが、平たく言えばボディーソープ。 基本は350ml3,990円のポンプボトル。 60mlのサイズがセットになった お試しセット もあります。(2,100円) 特徴としては 天然成分にこだわった配合と精油によるナチュラルな香り。 「海塩」「サンザシエキス」「タイソウエキス」「グレープフルーツエキス」「リンゴエキス」「オレンジ果汁」「レモン果汁」「ライム果汁」「海藻エキス」「ポリクオタニウム-10」などが配合されています。 テクスチャーはジェルと言いながら 白いパールのある液体。 泡立てると 粘り気のある液でシットリもっちり系の重い泡がたちます。いわゆるサクサクとした泡がモコモコっと立つのではないあたり、やはりシャワージェルですね。ナチュラルなアロマ系の香りがします。 洗ってみて 洗い流すと・・・いかにもシャワージェル。よく言えば すべすべ感、悪く言えばぬるつきが落ちないんです。海外ではいいと思いますが、日本ではこれは受けが悪いです。 日本人って ボディーソープにしても キュッキュッとしたさっぱりとした洗いあがりを好む人が多いです。逆に言えば そのサッパリ感はキシミ、とも言えるわけです。それでも 日本では キシミのほうがぬるつきよりも扱いはいいですよね。 んー。。。総評。 私としてはこれは評価低いです。100点満点で10点。市販品なら30点くらいかな。 サロン専売で、相当高価な高級ボディーソープでありながら、成分表でいきなり脱脂力が極めて強く安価な石油系界面活性剤の代表、「ラウレス硫酸Na」はないでしょう。せめてコカミドプロピルベタインだけじゃダメだったんでしょうか。 そして、配合されている植物エキスなども安価なものが中心です。 原料が珍しかったりで、そこそこ高価だろうなと思えるものは「タイソウエキス」「ポリクオタニウム」くらいなもの。 あとは 家でもカンタンに抽出できそうな、身近なものばかり。勿論、抽出のノウハウなんかはいろいろあると思いますが、それにしても原料が安価すぎる。 ボディソープなんか、当然基材である水と界面活性剤が中心ですから、それに入れる植物エキスなんかそこまで大量ではないはずです。極端な話、オレンジ果汁なんかを成分の上位に持ってきたら、泡立たわないわ保湿どころかべたつくわでいろいろ大変だと思いますしね。 しかも、天然精油の香りによる癒しをウリにしているわりには 香りのもとは香料とのみ表記。 人工じゃなく天然精油を用いているのであれば、通常は精油名で記載されていることが多いのです。「ラベンダー油」とか「ティーツリー油」とか、大体そんな感じ。だって その成分表記自体がウリですからね。 そうやって考えるとこの商品の原価っていくら?って思ってしまうわけです。 ボリュームはそこそこあるけれど、サロン価格の相場を考えても内容の割にコスト高すぎます。ボトルもチープ感が否めません。 最近はサロン専売じゃなくてもいい商品も多いです。 例えば カヒミカリィプロデュースのオーガニックコスメにもボディーソープ がありますが、専売ではないですが 成分表は素晴らしいレベルです。 むしろ、サロン専売、つまり美容に詳しい人たち相手で ラウレス硫酸ナトリウムを配合した商品でこのコストで逆に今までよく続いてきたなあ。。とすら感じてしまいました。 厳しいようですが、使用感も勿論、根本的に成分の見直しを行なって欲しいアイテムですね。
投稿日時:2013/02/05
: みこみこのおためしブログ
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