9月18日（日）、京都市美術館前にて 大勢の方が1時間待ち、美術館を目指して並んでいますフェルメールからのラブレター展コミュニケーション１７世紀オランダ絵画から読み解く人々のメッセージフェルメールプロフィールヨハネス・フェルメール（Johannes Vermeer）１６３２年にデンマーク・ハーグ近郊の古都デルフトで生まれ、 １６７５年に亡くなる１９世紀に専門家によって見直されるまで、歴史の塵の中に埋もれていたフェルメール謎につつまれた彼の生涯に残された作品は、わずか３０数作といわれる今日ではオランダを代表する絵画の巨匠として、その名を不動のものにしている３５０年以上の時を経て、いま世界中で最も熱く高い脚光を浴びてる17世紀オランダは、他のヨーロッパ諸国に比べ識字率が高かったためコミュニケーションツールである「手紙」のやり取りが急激に増えたそうです。また人々の生活を描いた風俗画が多く、事物に意味を与え表現（表面的意味）し、その事物の意味と意味を組み合わせることで、作者の想い（内面的意味）を表現していたそうです。例えば月という事物の意味は、移り気。そこにワインが描かれているとしたら、その意味は、血・放蕩・愛の前戯。これがつながると・・・300年前に描かれた絵画を、こうしてひも解いてみるのも私たちが絵を観ることの楽しみの一つ・・・自由に想像はできますが、やはり少しの解説は欲しいですね・・・・・・・・・・・・・・・　　・・・・・・・・・・・・　　　・・・・・・・・・・・ 今回は、フェルメールの作品は３点。購入した絵葉書でご紹介します・・この絵の紹介の順番にも実は意味があります（それはね・・・年齢に伴った行動形態） ①手紙を書く女（ストレートな恋心）②手紙を読む青衣の女（修復後、日本初公開～記念すべき公開です）③手紙を書く女と召使い　　　とにかく綺麗な絵でした。光の魔術師と言われるように射してくる光が見事に描かれていました。またフェルメールの絵が好まれるのは、この時代の他の画家の絵と異なり、事物が最小限に描かれています。それは、手紙を読んだり書いたりしている女性自身にスポットをあてたかったらしいのです。情報は控え目に控え目に、後は観る人の創造力にゆだねる手法をとったのだそうです。短い一生でしたが、19世紀に日の目を見たフェルメールの革新的な思いが、300年を経て観る者の心に届いているようなそんな感想を持ちました素敵なひと時でした。今も鮮やかに焼付いたこの3枚の絵がくっきりと脳裡に浮かびます本日も拙いブログにお越しいただきありがとうございました

スマイル 　 2011-09-19 02:01:23 提供：株式会社ミッシーリスト