山田孝之さんが父親役で出演の映画「ステップ」こちらを観る前に、原作を読んでみました。
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ステップ (中公文庫)
作者:重松清
発売日: 2012/12/19
メディア: Kindle版
映画での父親役が山田孝之さんと知って、はじめはピンとこなかったんですよね。
失礼な話ですが、山田孝之さんてご結婚されていても家庭的なイメージがなかったもので・・・。最近はエキセントリックな役柄が多かったのもありますしね。
そんな思いを抱きながら原作を読み始めました。
登場人物
武田健一:シングルファーザー。結婚3年目、健一が30歳、美紀が1歳半の時に妻・朋子を髄膜炎で亡くす。1人で娘の美紀を育てている。
武田美紀:健一の娘。
あらすじ・感想
美紀の成長とともに時系列で物語は進んでいくので読み手も美紀の親になった気持ちで成長が嬉しく時にはもどかしさも感じます。
朋子を亡くしてから父親の健一は美紀をひとりで育てるために、自ら希望し残業の多い営業部から総務部へ異動します。残業が少ないといっても毎日定時で帰れるわけでもなく、保育園のお迎えもギリギリになってしまう毎日。初めての育児、それも父親ひとりでの子育てです。毎日がバタバタです。この作品は美紀が保育園に通うようになってから小学校卒業までの物語です。美紀が成長するにつれて健一も子育てに関しては余裕が出てくるようになりますが、成長とともに小さかった頃とはまた別の悩みも・・・
また美紀の成長と同時に健一をとりまく女性たちとの出会いも見どころです。
保育園では美紀のクラスの担任の先生、美紀の七五三の写真撮影をすることになったカメラマンの女性、上司のすすめでお見合いをした相手の女性、健一の部下の中国人女性、そして最後に健一と美紀の人生を大きく変えることになる女性です。
どの女性もすごく素敵で人間的魅力にあふれているんですよね。そして彼女たちと出会うことで健一は父親としても上司としても男性としても成長していきます。
片親の苦悩を感じる父と母親の記憶がない娘、そしてそれを温かく支えてくれる義両親たち。その優しさを知っているからこそ踏み出せなかった次のステップ。
健一と美紀は数々のステップを踏んでともに成長していきます。
そして冒頭で書いた山田孝之さんの父親役についてですが・・・
原作を読んだ後、あらためて等身大な父親役の山田孝之さんを見たいと思いました!
「ステップ」が気になったらこちらの重松作品もおすすめ!
fjm119.hatenablog.com
「とんび」の登場人物である父親役のヤスは「ステップ」の健一とは全く違ったタイプですが、妻を亡くし周りの人たちに助けられながら子どもを育てていくという共通点があります。
重松清の作品は読み手の共感を呼び、どんどん引き込まれていき、まるで自分も主人公と同じ人生を歩んでいるかのように感情移入してしまいます。
ぜひ一度読んでみることをおすすめします!
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~11月30日