「我が家のストーリー」投稿でカワイイ収納グッズを当てよう！SE構法■重量木骨の家　←参加中



現在、私達４人の家族が住む“我が家”は

南向きの一軒家、２階建ての木造、３LDK　です。

注文住宅で、２０１０年７月に完成し住み始めました。

この家と共に１年７ヶ月を過ごしています。


私は『家を買う』って結構簡単な事だと思っていました。

でも私達家族の場合は全然違いました。

今でこそ、私の理想的な家に笑顔で住んでいますが、


ここに来るまでには、沢山の涙を流してきたんです。


今まで人に話した事がないけれど、記録を残す意味でも書こうと思います。



私は、結婚したら絶対に家が欲しいと思っていました。

でも、主人は「借金してまで家はいらない、賃貸かマンションで十分だ」といつも言っていました。

結婚してからに賃貸マンションにいましたが、長男が生まれてからは本格的に一軒家が欲しくなりました。

私は住んでいる街が気に入っていたのでその近くに家が欲しいと思い、

でも主人にただ家が欲しいと言っても聞き入れてはもらえないと分かっていたので、

見つけてから説得しようと、１人でネットや広告で探していました。


探し出して１～２年後、たまたま近所に建売の物件の値引き広告を見つけました。

気乗りしない主人に「見るだけだから。」と言って、一緒に見学に行きました。

実際に家を見てみると間取りや広さ、造り、日当たり等私の理想に近く、気に入りました。

主人もまんざらでもないらしく、金額がもう少し下がれば考えても…と言ってくれました。

数日後、営業マンに金額について聞いたところ

『検討の余地はあるので、購入意思を今週中にハッキリさせてほしい。

他にも数名希望者がいるので、早い者勝ちになります。』

と言われました。

私と主人はあまりに突然の選択を押しつけられ、しかし他の人に取られたくないという思いもあり

検討の結果『買います！』と意志を伝えました。


ホッとしたのもつかの間、その翌朝営業マンから連絡があり、

『すみません、お売りできなくなりました。他の方が高額で購入されました。』

えっ？

私は信じられませんでした。

昨日私達は購入意思をしっかり伝え『わかりました、決定となります』って言われたのに？？？

たとえ口約束でも効力はあるはずと言うと、

営業マンは

『こちらも商売なので、高額で購入してくれる方に売るのは仕方がない事なんです…』

私はあまりに理不尽なこの会社の対応が頭にきて、電話越しで感情をぶつけてしまいました。

でも何を言っても、何も変わらず…

私は、ここで１度目の悔し涙を飲みました。


と同時に、コレ以上の良い物件探してやる！！！

と購入意欲に益々火がつきました(笑)


その１週間後、またまた近所に良い物件発見！

今回はまだ更地でこれから建売にするというものでした。

ここは土地はいいけれど、間取りがイマイチでした…

ヒートアップしている私は、早速電話して土地だけの購入が可能か聞いてみました。

すると、『間取りは変えられますよ！建築前なのでフリープランが可能です。』

『購入の意思があれば、希望の間取りをうかがって金額はほぼそのままでイケます。』と。

おぉぉ～！！！これって、建売の金額で私の希望通りの間取りに出来るってこと～！最高！！！


早速主人に相談すると、先週の私の落ち込みを見ていたのもあり、

『場所もいいし、今度こそ買おう！』と言ってくれました。


それから営業マンと希望の間取りを作りこみました。

間取り完成後、営業マンは『それではこの間取りで上司にＯＫもらえれば本契約となりますので、夕方伺いますね。』と。

私はワクワク幸せいっぱいで営業マンを待っていました。

夕方、営業マンからの電話。

『すみません…私の力不足で…フリープラン自体が無理でした…当初の計画通り建売ならお売り出来ます。』

って。

私は怒る気力もなく電話を切ってから、１人大号泣しました。

今までこんなにも泣いた事ないってくらい、子供みたいにただただ泣きました。

取り乱しながら、主人に電話で伝えると『何とかするから待ってて。』と。


私が悔しさと悲しさに泣き続けている間に、主人は仕事を切り上げて

営業マンと話をし、その上司にも話をし、更にその上の人とも話をし、それでもダメだったので、


なんと、その会社の社長に直談判しに行ってくれたのです。

もちろん、アポなしなので会えるわけもなく、、、

しかしそれも想定内、社長宛に資料と手紙を渡したのです。


今までの営業マンとのやり取りの詳細を全てまとめあげ、

私達家族にとって“家購入の思い”がどれだけのものなのか、

その熱い思いを踏みにじった事がどれほど残酷なことなのか。


私のように感情的ではなく、事実を伝えることで再検討をお願いしてくれたのです。


私はそれを知って、結果がどうあれ家購入に前向きではなかった主人がここまで


家族の為に頑張ってくれた事が本当に本当にうれしくて感動しました。


２社の営業マンに裏切られ沢山辛い思いはしたけれど、代わりにかけがえのない大切な物


を得られたから私の涙も無駄ではなかった、と気持ちが楽になりました。



さてさて、社長の出した結論はというと…

“希望した間取りでの建築許可”です！！！！！

こうして社長命令により、今の“我が家”と“我が家族”がここにある　のです。


このように、家１つにも本当に色々なストーリーがあるんです。

本気で考えて本気でぶつかったからこそ、私は良い家族と良い家を手に入れる事が出来ました。


上手く文章にする事が出来ず長々と…お恥ずかしいデス。

でもこれを読んで、我が家探し頑張ろう！と思ってくれる方がいたら幸いです。

ここまで読んで下さった皆様、本当にありがとうございました。

ゆうはるママ 　 2012-02-24 22:12:56 提供：重量木骨の家